共同通信社でキャリアを築き上げてきた一流ジャーナリストの青木理氏は、16日の毎日新聞に安倍首相が最優先課題として掲げていた拉致問題について語った。
記事では「北朝鮮による日本人拉致問題の外交的進展は、さらに難しくなった。なんの進展もないまま政権の座を去る首相の『せい』である」と書かれており、安倍首相を痛烈に批判している。
青木理氏「拉致問題の進展がないのは安倍内閣のせい」
持病の悪化を理由に退陣した安倍晋三首相。その長期執権が残した傷は数多いが、今回は政権にとって「最重要」の外交課題であったはずの拉致問題について記す。
北朝鮮による日本人拉致問題の外交的進展は、これでさらに難しくなったのではないか。別にそれは首相が政権の座を去ってしまう「から」ではない。一応は「憲政史上最長」の政権を担ったのに、案の定というべきか、なんの進展もないまま政権の座を去る首相の「せい」である。
まず、いかなる理屈をつけても拉致は国家的犯罪行為であって、北朝鮮側が譲歩しても“対価”など与えられない。だが、かといってそれでは交渉の突破口が開けない。他方、日本側にも北朝鮮との戦後処理が終わっていないという“負い目”がある。北朝鮮との間の戦後処理を終わらせて国交を正常化するのは、戦後日本外交に積み残された“宿題”のひとつでもある。
引用:https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20200914/pol/00m/010/002000c
青木理氏といえば、2019年8月にソウルで発生した日本人女性観光客暴行事件について、「僕がソウル特派員で普段の時にいたら多分書かないニュース」「”チョ○パリ”は日本人の悪感情を呼ぶ時には必ず使うもの」と、韓国人男性側を全力で擁護したことが有名だ。
また2017年の米朝関係について「日本は歴史的な責任を逃れられない」と、なぜか日本に責任を押し付ける見事な論法を展開する一流のコメンテーターである。
とにかく朝鮮半島の立場からニュースを解説し、「日本が悪い」「安倍の責任」で結論づける一流の左派ジャーナリストが、青木理氏だ。
今回の記事でも拉致問題が進展しなかったのは「安倍のせい」と論じ、「北朝鮮との戦後処理を終わらせて国交を正常化すべき」と述べている。いわゆる”北朝鮮の代弁者”としても見事な評論だ。
政治は結果が全て。7年8ヶ月の間に被害者を取り返せなかった安倍が悪い。その安倍を継承する菅首相も同罪だ。菅氏も拉致問題解決のため積極的に取り組んできた人物だ。
拉致問題解決の糸口が見えないのは安倍と菅のせい。スガ政治を許さない。
ネットの反応
【政権批判は卑怯】横田滋さん家族会見。横田哲也さん「メディアやジャーナリストが安倍総理は何をやってるんだ、何も動いてないと。安倍総理が問題なのではなくて何もして来なかった政治家、拉致はないと言ってきたメディアがあったから総理は苦しんでる。何もやってない方が政権批判をするのは卑怯」 pic.twitter.com/1mhThZi43i
— Mi2 (@mi2_yes) June 9, 2020