朝日新聞の内藤尚志記者は先月29日、自身のTwitterアカウントで「新聞は政府の広報誌ではありません。政策を分かりやすく伝えるために記者は取材しているのではありません。政策の問題点を見抜き、政府が隠していることを暴くために取材しています」と取材姿勢の持論を展開して軽く炎上している。
どうやら情報を正確に伝えるよりも政権批判を重視する姿勢に批判が集まったようだ。
内藤尚志氏は2日後に一部訂正して謝罪しているが、なぜ訂正してしまうのか。
朝日新聞記者の取材姿勢ツイートが炎上、後に訂正&謝罪
霞が関周辺で「マスコミが報じないからだ」という声もたまに聞きますが、そもそも新聞は政府の広報誌ではありません。政策を分かりやすく伝えるために記者は取材しているのではありません。政策の問題点を見抜き、政府が隠していることを暴くために取材しています。
— 内藤尚志(朝日新聞記者) (@naitouhisasi) January 29, 2021
×政策を分かりやすく伝えるために
○政策を分かりやすく伝えるためだけに申し訳ありません。「だけ」が抜けてしまっていて、おかしな意味になっていました。まずは分かりやすく伝えられなけば、記者の仕事を果たしたことになりません。ご指摘、ありがとうございます。たいへん失礼いたしました。
— 内藤尚志(朝日新聞記者) (@naitouhisasi) January 31, 2021
なぜ訂正?内藤尚志氏は謝る必要なし
慰安婦問題における数々の誤報&捏造記事、珊瑚記事捏造事件(KY事件)、福島第一原発・吉田調書の誤報など、事実に基づかない報道姿勢で政権批判や日本ヘイトを展開してきた朝日新聞。この高い知性は、記者に脈々と受け継がれているのかもしれない。
とにかく発信する記事は政権批判へ結びつけたいという思いが強いのだろう。アルバイトにも補償が適用される「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」について報道しない自由を堂々と主張できてしまうマスコミの矜持は、非常に高い知性と優れた品格が備わっている。
普段から権力側を好きなだけ批判しておきながら、本当の弱者や困窮者に対して有益な情報を届けようとしないマスコミの知性には感動する。労働者に寄り添おうとしないのか、「政策の問題点を見抜き」と自信満々にエリート仕草を誇示する朝日新聞記者。まるで「俺たちが問題点を見抜いてやっているんだ」と言わんばかりだ。
内藤尚志氏は2日後に訂正してしまったが、何も謝ることではない。第二次世界大戦の開戦を煽ったのも朝日新聞など当時の新聞社だ。ときには事実を隠し、ときには問題点を作り上げ、国民の感情を扇動してきたのがマスコミだろう。


左派メディアの歴史と矜持を忘れるな
確かに今はインターネットが普及し、SNSが発展した現代社会。政府の広報が拙いことは間違いないが、それでも情報が知りたければ各省庁の発表を知ればいい。そこを出発点としていかに独自の角度を入れて報じるかがマスコミである。
内藤氏は朝日新聞者の輝かしい歴史を忘れてはいけない。前項で挙げたように、朝日新聞や左派メディアは日本ヘイトを撒き散らして国益を散々損なってきたではないか。
「政策の問題点」と主張しておきながら、軽減税率の恩恵を受けて財務省の財政破綻論をそのまま垂れ流す。かと思えば関西生コンの逮捕報道で辻元清美議員や福島みずほ党首に取材しない。これまでも自分たちの都合で自由なジャーナリズムを発揮してきたではないか。
今さら中立性や真摯な報道姿勢などを押し出しても無意味。独自の角度を忘れてはいけない。内藤尚志記者は訂正と謝罪を撤回すべきだ。もっと自信を持って反政権活動を続けていただきたい。
