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【ベルリン慰安婦像】区議会は永続設置に賛成多数、決議文は「河野談話」を引用→加藤官房長官「撤去を求めていく」

ドイツのベルリン市ミッテ区に設置された慰安婦を象徴する少女像をめぐり、ミッテ区議会は1日の審議で「継続展示」を支持した。

決議は賛成24票:反対5票と賛成多数で可決されており、決議文では日本政府が謝罪した「河野談話」を引用されている。

一時は許可を取り消したミッテ区側も撤回して、永続設置を許可する可能性も高い。

これを受け加藤勝信官房長官は「像の速やかな撤去を求めていく」と会見で述べた。

独少女像、展示継続へ 修正し恒常設置も―区議会決議

 決議文は日本政府が謝罪した「河野談話」を引用し、像は戦時中の性暴力についての議論をするきっかけとなるとした。さらに1年とされている設置期限について「恒常的な設置に向けた解決策を探すべきだ」との文言が盛り込まれた。決議を提出した左派党の議員は、日本だけでなく普遍的に戦時中の性暴力に反対する「より広い文脈で修正」した上で、恒常設置をすべきだと語った。
 この問題では複数の議員が発言。日韓対立をあおるのではなく、地元芸術家が関わって性暴力反対を示す内容に修正するとの案が示されたほか、日本政府が設置取り消しを求めたことを「日本の影響力行使」(緑の党議員)と批判する声も上がった。
引用:https://www.jiji.com/jc/article?k=2020120200177&g=int

加藤勝信官房長官「ドイツに像の速やかな撤去を求めていく」

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ドイツのベルリン市ミッテ区議会の判断は、圧倒的な賛成多数で永続設置を決議した。決議文には、日本では汚点とも批判されている「河野談話」を引用したと報じられている。区議会の姿勢としては日韓対立の扇動に寄与するつもりはなく、性暴力反対を示す内容に修正する案も示されたそうだ。

韓国系市民団体が行政裁判所に撤去差し留めを申請したため、暫定的に設置が認められていた慰安婦像。区議会の決議で永続設置が確定してしまうのか、それとも司法の判断に影響されるのか。

河野談話が引用されたことで、完全に流れは韓国側に傾いていると言える。首相談話がこうした反日プロパガンダに利用されるなど、日本政府の甘さが再認識される形となった。

戦後からGHQによる弱体化を有り難く受け入れてきた日本政府。そして反日国家に対して”美味しい材料”を提供し続けてきた日本政府の外交力は、さすがとしか言いようがない。

加藤長官から「撤去を求める」と強調したが、日本の外務省や大使館への期待値は低い。韓国の政府や団体による「オリジナル歴史の流布」は、今後も加速していくだろう。

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