政治

枝野幸男代表、政権交代に「今の議席数で説得力ない」→反政権ツイデモを否定する気か?

立憲民主党の枝野幸男代表は1月19日放送のNHK「クローズアップ現代+」に出演し、単独インタビューに応じた。

聞き手である武田真一キャスターの「政権交代への本気度は伝わっているか」という質問に、枝野氏は「今の国会の議席数のなかで、あまり声高に言っても、残念ながら説得力は私はないと思っています」と回答している。

枝野代表は反自民勢力が日々実施している反政権ツイデモを否定する気か?

立憲民主党代表 枝野幸男 単独インタビューで語る

政権交代への本気度 伝わっているか
武田
 今年は衆議院選挙の年です。政権交代への覚悟、気迫が問われると思いますが、その本気度が国民に伝わっているとお考えですか。
枝野
 今の国会の議席数のなかで、あまり声高に言っても、残念ながら説得力は私はないと思っています。ですので、私は政権交代そのものよりも、総選挙までに政権交代の選択肢になるという言い方を申し上げています。まさに、そこを今目標として実現できれば必ず選んでいただけるという自信を持っています。こうした本当に100年に一度というような今、危機のなかに日本があります。ただ、私も官房長官という立場で10年前の東日本大震災の原発事故を政権の中心に近いところで仕事をさせていただきました。まさにその経験を、今、生かさなければならないし、今、生かすことが期待されている。そして、生かす自信はあります。したがって今こそ、この国の舵取りをしっかり担わせていただいて10年前の教訓と経験を生かして命と暮らしを守っていきたいと思います。

引用:https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/51825.html

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枝野氏は反政権ツイデモを否定する気か?

野党第一党として支持率一桁台の維持に努める立憲民主党。公安調査庁から破壊活動防止法に基づく調査対象団体である革マル派(日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派)が浸透しているといわれたJR東労組から約800万円の献金を受けた枝野幸男氏が代表を務めている。

その枝野代表はNHKの番組でインタビューに応じ、菅政権のコロナ対策や野党としての覚悟について言及した。その中で気になったのが、次期衆院選への意欲だ。事実上「政権選択選挙」となる総選挙は、政権交代が起こるか否かの重要な国政選挙である。

しかし、枝野代表の本気度は気迫に欠ける。確かに「総理大臣を目指さなければ日本の民主主義は成り立ちません、総理になる準備はできている」とは回答しているが、「政権奪取」という勢いは感じない。これが「最強の野党」として具体的対案の提示に注力せず、政権批判を繰り返してきた立憲民主党の魅力だろうか。

Twitterでは反自民勢力の特定野党支持者たちが「#自民党では年越せない」「#スガ政権の退陣を求めます」「#そうだ政権交代はじめよう」と日々喚き散らしている。誇り高き左翼や自称リベラルの打倒政権ツイデモは、偉大な知性と品格が発揮されている瞬間なのだ。

まさか枝野代表は、左翼や自称リベラルの努力を否定するつもりなのだろうか?どんな意図があるのか知らないが、反政権活動に誇りを持つ彼らの意志は尊重していただきたい。たとえ支持率一桁台でも、「説得力ない」とまともな感覚で語ってもらっては困る。

提案型野党の国民民主党日本維新の会を「ゆ党」と揶揄する左翼や自称リベラルは多いと言われている。つまり、政権批判型である立憲民主党への期待感が大きいと言っても過言ではない。

枝野代表には引き続き「野党」として、立憲民主党を牽引していただきたい。支持者の気持ちに応えてほしい。今後の活躍、そして総選挙での勢いに注目しよう。

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