政治

立憲民主党の幹部「福島沖地震が起きたから攻めにくかった」→政権批判&追求で攻めにくいのは地震のせい?

国民から「批判や追求ばかり」と指摘されたために国民民主党に負けじと「提案型野党」を打ち出していた立憲民主党だが、森喜朗会長の発言及び辞任問題菅義偉首相の長男による総務省幹部接待問題など批判材料が舞い込んできたことにより追求&批判姿勢を再開させた。

しかし時事通信によると、党幹部「福島沖地震が起きたから攻めにくかった」と愚痴をこぼしたようだ。

どうやら追求や批判で有効打を与えられなかったのは、14日(土)の夜に発生した地震のせいらしい。

立憲、追及再開も有効打なく 自民は余裕「支持率底打った」―予算委

 衆院予算委員会の15日の集中審議で、立憲民主党はこれまで控えてきた「追及モード」を再開した。東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長辞任問題や菅義偉首相の長男による総務省幹部接待問題などを相次いで取り上げたが、政権に有効打を与えるには至らなかった。
 「人事への関わり方に一貫性がない。もっと早く動けばこんなに迷走していない」。立憲で最初に質問した野田佳彦元首相は、菅首相が森氏の進退から距離を置く一方で、後継人事には関与したと批判した。
 菅首相は「私自身が辞めるべきだと発言すべきじゃない」としつつ、後任人事には「国民に歓迎される五輪にするため、透明に、ルールに基づいて選考してほしいと強く申し上げた」と説明。質問の時間配分を勘案したのか、野田氏はそれ以上取り上げず、財政再建に話題を移した。
 今井雅人氏は総務省幹部接待問題を追及。長男が「利害関係者」に当たるかどうかをめぐり紛糾し、審議は約10分間、中断した。立憲の国対幹部は、総務省の調査結果が24日にも公表されるとした上で「今後のメインは総務省問題だ」と強調したが、集中審議の見せ場はこれだけだった。別の幹部は「福島沖地震が起きたから攻めにくかった」と漏らした
引用:https://www.jiji.com/jc/article?k=2021021500992&g=pol

立憲民主党の幹部「福島沖地震が起きたから攻めにくかった」→地震のせい?

14日の夜に発生した福島県沖地震。福島県や宮城県では震度6強の強い揺れが観測され、住宅地や施設、商店などでは室内の散乱が相次いだという。また停電や断水となった地域もあり、津波こそ起きなかったものの住民生活に多大な影響を及ぼしている。

災害救助や復旧作業、支援物資の配布などで自衛隊も出動し、各自治体も一丸となって住民の安全確保や生活支援のために頑張っているところだ。被災された方々の苦労は相当なものである。

そして週が明けて開かれた衆議院予算委員会、15日の集中審議で野党第一党の立憲民主党は事前に温めておいた森会長の発言問題や菅首相長男の総務省接待問題で攻勢を強めようとしていたという。提案型野党という窮屈なスタイルで長所を発揮できなかった立憲民主党にとって、最高の立ち上がりを見せる瞬間だったはず。

ところが時事通信の報道によれば、「福島沖地震が起きたから攻めにくかった」と党の幹部が漏らしたそうだ。今もなお苦しい生活を強いられる住民、そして支援にあたる自治体や自衛隊、中にはボランティアもいるかもしれない。その状況で政権批判を強めることが出来なかったのは「地震のせい」と言えてしまう品性。

さすが立憲民主党だ。政権批判ありきの野党であり、政局を重視する姿勢に震えが止まらない。人によっては「本来ならば地震に関係なく政権追求の攻勢を強めたかった」という本音がダダ漏れに思うかもしれないが、立憲民主党の提案スタイルを物足りないと感じる人にとっては待ちに待った批判スタイルだ。

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