立憲民主党の小西ひろゆき参院議員は29日、自身のTwitterで菅義偉内閣で支出した官房機密費の金額や用途に関してツイートした。
菅内閣発足以降、官房機密費が4カ月半で5億円に上るというニュースを引用して「コロナ禍で外国要人と会うことも殆どない。一体、何に使っているのか。」と疑問を呈している。
まさか民主党政権で官房機密費は外交案件に使われてきたのだろうか？
立憲民主党・小西洋之氏 菅内閣の官房機密費を批判
一日370万円の官房機密費を使っているらしい。
コロナ禍で外国要人と会うことも殆どない。
一体、何に使っているのか。ぶっちゃけると与党議員にばらまいているのではないか。
論理的・合理的に考えても、そうとしか思えない。 https://t.co/I3Ii6WA3nu
— 小西ひろゆき （参議院議員） (@konishihiroyuki) January 29, 2021
民主党政権では外交案件で使用？
言い過ぎなのかもしれないが、本当にそうとしか思えない。
さして大きな外交案件も動いていないのに何に必要なのか。
さっぱり分からない。
※ 外交のために官房機密費を使うべきと言っているのではありません。 https://t.co/mkHZnqSj4B
— 小西ひろゆき （参議院議員） (@konishihiroyuki) January 29, 2021
会計検査院に対して領収書や支払先明らかにする必要がない内閣官房機密費(報償費)。以前、匿名希望の約束なのに実名報道でクレームを受け、緊急事態宣言下の時短協力金1日6万円を「一律6万円」とデマを流した東京新聞社会部所属のカリスマジャーナリストこと望月衣塑子記者がツイートしたことでも話題となっている。
「政策推進費」は官房長官が自ら出納管理を行うため、以前から透明化の議論がなされている。そこへ立憲民主党の小西ひろゆき議員が食いつき、「大きな外交案件も動いていないのに何に必要なのか」と主張した。
官房機密費に関しては民主党政権でも内訳は明かされておらず、政権を担った3年3ヶ月で37億2000万円ほど支出している。東日本大震災と新型コロナなど当時と状況は異なるが、若干民主党政権のほうが多いくらいでほぼ同額だ。
小西議員は「外交案件」とハッキリ記述している。まさか外交機密費とは別に、民主党政権で官房機密費の多くは外交案件に使用されてきたということなのか？それはそれで興味深い。まさかとは思うが、「官房機密費を外交案件に流用していた」ということなのだろうか？
小西洋之議員の熱い指摘に感動
報償費の外交案件といえば、2001年に発覚した外務省機密費流用事件が記憶に新しい。
憶測とはいえ、小西洋之議員の指摘はナイスタイミングだ。日本に対する絶望から亡命を考え中で、過去に当時の安倍首相とトランプ大統領を「品格のない顔」と外見を揶揄するなど歯に衣着せぬ発言で政権批判に勤しむほど知性と品格に優れた議員だけある。
立憲民主党は民主党政権時代に官房機密費を何の目的で使っていたのか、内訳や明細を公開すれば自民党も逃げられない。菅内閣を倒すためにも、2009〜2012年に支出された官房機密費の内訳を公開してやればいい。
小西ひろゆき議員から詳しい説明はないため、真相はわからない。しかし、ぜひ枝野幸男代表を説得し、官房長官時代を含め民主党政権時代に支出した官房機密費の内訳を公開してもらおう。菅内閣は震えて眠れ。
