東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の会長を務めていた森喜朗氏は、自身の発言をめぐり辞任の意向を固めた。
後任には組織委評議員の川淵三郎氏で調整されているが、「月刊Hanadaの愛読者と公言している超高齢男性」と表現する人物のツイートを引用した立憲民主党の小西ひろゆき議員も、この後任決定に疑問を呈している。
立憲・小西議員、川淵三郎氏の後任決定に「菅政権の危機管理能力の無さ」
川渕氏の後任決定は「菅政権の危機管理能力の無さ」の更なる証拠ではないかと思わざるを得ない。。 https://t.co/Z5ACNYbO0Q
— 小西ひろゆき (参議院議員) (@konishihiroyuki) February 11, 2021

会長の選定は菅政権ではなく理事会の職務
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の会長を務めていた森喜朗氏が辞意を表明したことで、後任には川淵三郎氏が選ばれるようだ。
その件で立憲民主党の小西洋之氏は、
川渕氏の後任決定は「菅政権の危機管理能力の無さ」の更なる証拠ではないかと思わざるを得ない。。
と、名前を打ち間違えてまで菅政権の危機管理能力を批判した。しかし、組織委員会の会長は理事会によって選定される。
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 定款
(権限)
第31条 理事会は、本定款に定めるもののほか、次の職務を行う。
(1) 当法人の業務執行の決定
(2) 理事の職務の執行の監督
(3) 会長、副会長、専務理事及び常務理事の選定及び解職
(4) その他理事会で決議するものとして法令又は本定款で定められた事項
引用:https://tokyo2020.org/ja/organising-committee/regulation/
菅首相は任命権や人事権を有していないが、どうやら小西議員にしてみれば後任の決定も菅政権の責任は免れないらしい。そこまでスガに強権を与えようとする小西氏は、スガ独裁を目論む自民党サポーターなのか?
いや、おそらく小西ひろゆき議員は我々を試したのだ。国会でクイズを出題するかのような方法で政権を追求するスタイル、それを自在に駆使している小西ひろゆき議員は「国会のクイズ王」とも呼ばれているらしく、SNSでは大変人気のある人物である。
小西ひろゆき議員が人事権の所在を知らないはずがない。彼の知性あふれるツイートによって、また一つ知識が増えた。今後も応援していきたい。
