立憲民主党の長妻昭衆院議員は29日、新型コロナウイルス特措法などの改正案が審議入りした衆議院本会議で菅義偉首相に反省と謝罪を求めた。
昨年12月2日に野党が特措法改正案を提出するも国会が延長されず閉会されたことに怒り、「今月18日まで一ヶ月半の長い冬休みに入った」と批判している。
そのことについて長妻議員は「空白の1ヶ月半を生んだことへの反省と謝罪を求める」と、菅総理に反省と謝罪を求めた。
立憲民主党・長妻昭議員 政府与党に反省と謝罪を求める
長妻昭議員
野党は、特措法改正案を昨年12月2日に国会に提出しました。その後、政府与党は国会を延長せずに、今月18日まで一ヶ月半の長い冬休みに入ってしまいました。この間、特措法審議の遅れ、緊急事態宣言の遅れ、GoToトラベル停止の3つの遅れが生じました。総理に反省は全くないのでしょうか。 pic.twitter.com/vKu6cnx2ql— 立憲民主党 国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) January 29, 2021
「国会を延長せず長い冬休みで空白を生んだ」→連休に詳しい野党の説得力
立憲民主党は昨年12月2日に特措法改正案を国会に提出し、「我々は対案を出している」と主張。昨年の予算委員会で序盤は「日本学術会議」の質問に4割の時間を割いた野党。12月5日が会期末なのだが、閉会直前の提出で自信満々な態度を見せる立憲民主党は素晴らしい。

国会も予定通りに閉会しており、それがわかっていたはずなのに閉会ギリギリで改正案を提出し「国会延長」と喚き散らす立憲民主党の知性と品格には感動を覚える。しかもそれを「空白の一ヶ月半、長い冬休み」と、与党の責任に押し付ける手法は参考にすべき技だ。
さすが2018年に欠席戦術で審議拒否を実行し、「18連休」という行動力を見せてくれた野党の説得力は違う。長期休暇に関してはプロフェッショナルだ。
昨年2月には新型コロナに対する集中審議で「桜を見る会」を優先し、納得のいかない返答が来ると「不誠実だ」と審議に応じず退席するなど、立憲民主党の議員には勇ましい人間が多い。
【新型コロナ対策 集中審議】
野党「桜~IR~桜~」
総理「(略)ということでございます」
山井「不誠実!これ以上質問できない!」
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野党退席
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棚橋委員長「本日は新型コロナ等に対する集中審議。国民の皆様が見ています。退席なさらず質疑を続けて」
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無視して退席国民の命は二の次の野党😩 pic.twitter.com/VJVNCpr8cH
— ピーチ太郎2nd (@PeachTjapan2) February 17, 2020
日程通りの国会閉会に応じる政府与党と違い、独自の判断とタイミングで審議に応じず連休を設けた特定野党の勇敢な行動を評価したい。自分のことは棚に上げる系政党の意地を見せてくれた、長妻議員の力強い政権批判がもっと世に広まることを願う。