立憲民主党の蓮舫参院議員は23日、枝野幸男代表の「zeroコロナ」動画を引用して対案を解説した。
蓮舫氏は「zeroは0ではありません。感染者数をクラスター対策が可能となる程度に維持できる状態を目指します」とツイート、有権者からは「それwithコロナでは?」と指摘されている。
立憲民主党が打ち出した「zeroコロナ」は「ほぼゼロコロナ」だったようだ。
立憲民主党・蓮舫議員「zeroコロナのzeroは0ではありません」
zeroコロナの日本へ。
zeroは0ではありません。感染者数を、クラスター対策が可能となる程度に維持できる状態を目指します。台湾やNZのように。
市中感染をほぼゼロになるまで徹底的に封じ込めてからの経済活動再開。それまでの間は手厚い支援を行うのが私たちの感染症対策・経済対策です。 https://t.co/2ioZZ1Fmrr
— 蓮舫🙋♀️@RENHO・立憲民主党 (@renho_sha) February 22, 2021
クラスター対策が可能な状態→ネット「それwithコロナ」
立憲民主党は厳しい罰金を設けた台湾やロックダウンを実施したニュージーランドを参考にしているが、罰則反対の立場だったことは置いておこう。そこを突っ込まれると都合が悪いわけではない、とにかく今回はひとまず置いておくだけだ。
zeroなのか、ゼロなのか、0なのか。蓮舫氏の主張する「zeroコロナ」は感染ゼロではなく、「クラスター対策が可能なレベルに維持することを目標とする市中感染ほぼゼロ」だと言う。
Twitterユーザーから「それ、もはやwithコロナでは?」と指摘されているが、そんな人間は立憲ペートナー失格である。「りっけんがかんがえたさいきょうのころなたいさく」はwithコロナを凌駕する画期的な案なのだ。
蓮舫氏は「クラスター対策が可能な」とツイートしているが、確かに言い換えれば「クラスター対策さえ出来ればゼロコロナ達成」ということだろう。withコロナと大差ないと言われれば、そうかもしれない。
しかし、大切なことはメッセージ性だ。「ほぼゼロ」の「ほぼ」がどれくらいの感染推移なのか、そんな重要かつ具体的な指標は立憲民主党にとってどうでもいい。形だけでも政府との違いを見せること、これが立憲民主党の姿勢である。
エビデンスはないが、立憲民主党の「ほぼzeroコロナ」こそが国難を乗り切るさいきょうのころなたいさく。これが日本の野党第一党の提案力だ。ゼロコロナを解説してくれた蓮舫議員の知性に今後も注目である。
