中国の国家ラジオテレビ総局は11日、イギリス・BBCワールドニュースの国内放送を禁止することを決めた。
BBCはウイグルへの人権弾圧や香港問題をめぐり、中国共産党を痛烈に追求＆批判してきた放送局でもある。
当局は「中国の国家利益を損ない、中国の民族団結を破壊した」と主張、放送免許の更新申請を受け付けないと発表している。
中国、BBCワールドニュースの国内放送を禁止 ウイグル報道など受け
中国の放送規制当局は11日、BBCワールドニュース（国際ニュース放送）の放送を国内で禁止すると発表した。
中国はこれまで、新型コロナウイルスや少数民族ウイグル族への迫害をめぐるBBCの中国関連の報道を批判してきた。
中国の放送規制当局・国家広播電視総局はこの日、BBCワールドニュースの中国報道について、「ニュースは真実かつ公平でなくてはならない」などとする中国の放送ガイドラインに「著しく違反した」と述べた。
そのうえで、BBCの次年度の放送免許の更新申請を受け付けないとした。
引用：https://www.bbc.com/japanese/56035986国家ラジオテレビ総局は、ＢＢＣの番組が「中国の国家利益を損ない、中国の民族団結を破壊した」とし、放送免許の年度ごとの更新申請を受け付けないことを決定。少数民族ウイグル族への抑圧に関する報道などを問題視したとみられる。
引用：https://www.sankei.com/world/news/210212/wor2102120005-n1.html
ウイグル報道→中国当局「民族団結を破壊した」
中国共産党による新疆ウイグル自治区のジェノサイドについて、アメリカでも「実施している可能性がある」と指摘した報告書が上がっている。イギリス政府も香港民主化を反故にする法案をはじめ、ウイグル人権問題などで中国共産党を痛烈に批判してきた。
言語や文化の破壊、強制収容所で行われている洗脳を「民族団結」と表現する中国当局。言論統制は共産主義の得意分野、国際世論など全く気にしないだろう。そんな国で2022年にオリンピックが開催予定とは、さすがIOC。
