中国では日本風の夏祭りがとても人気らしく、再現力も本格的なレベルにあるという。
上海では浴衣姿で楽しむ一般人も多く、日本の夏祭りにしか見えないそうだ。
なぜ日本風の祭り文化が中国で人気なのだろうか?
中国の日本風夏祭りが本格的すぎる 人気の理由
【中国での「日本の夏祭り」が大人気となっている理由】
中国で本格的な日本風「夏祭り」がブームになっています。屋台の小道具などもすべて通販サイトで取り揃えることが可能で、日本の夏祭りをそっくり再現しています。 https://t.co/e0VNxy3rRu— ダイヤモンド・オンライン (@dol_editors) August 28, 2020
▼一部抜粋
すでに数年前から起きている現象ではあるが、今年の様子を映像や写真などで見てみると、以前の夏祭りよりもさらに「日本化」が加速し、本格的、かつレベルアップしているように見える。
何しろ、売られているものはたこ焼きやかき氷、お面、綿あめなど日本とまったく同じだし、販売している人も浴衣や法被を着ている。むろん、日本人の目で細部までよく見ると「?」と思う部分もあるが、それでも、日本的なお祭りの雰囲気は満点なのだ。
(中略)
「2014年ごろから始まった日本旅行ブームはよく知られていますが、そこで多くの中国人は日本各地には夏祭りというものがあるのだと知り、すばらしい伝統文化だと思いました。当然ですが、中国には一切なかったものですから。中国人は自分たちが持っていないものにとても憧れるんです」
(中略)
中国、とくに上海や杭州などの大都市では、日本人が想像する以上に日本文化が好きだという人がいつの間にか増えており、そうした人々の嗜好が社会に広がっているように感じる。
「MUJI」や「ニトリ」などの日用品や家具などを愛用する人も増えているし、日本食レストランで寿司を食べることも、いまや日常の一部だ。若者の間では、依然として日本のアニメは絶大な人気を誇っていて、生活と切っても切り離せなくなっている。
引用:https://diamond.jp/articles/-/247112
中国では日本旅行ブームをきっかけに、日本の伝統文化に触れる人が増えたという。中華人民共和国は1949年に建国された新しい国家である。それ以前の文化を引き継いだ部分もあるが、日本のようなお祭り文化はないそうだ。
記事によると、中国人は自分に無いものに憧れる傾向があるとのこと。日本の長い歴史を誇る伝統文化が、とても魅力的に見えるそうだ。「自分が持っていないものへの憧れ」は、中国人に限らず様々な人が持ち合わせる感情とは思うが。
日本では新型コロナの影響により、中止となったお祭りも多い。花火大会も開かれず、ゲリラ的に場所を公表せず打ち上げている。
中国で日本のお祭りを楽しめるのは、現地に住む日本人にとって懐かしい気持ちにさせるだろう。毎年お祭りを楽しみにしていた日本国民も、祭りを楽しむ中国をうらやましいと感じるはずだ。
日本文化の担い手は中国なのか
日本固有の領土である尖閣諸島付近に中国公船が接近するなど、中国は日本の領土を狙っているとの見方もある。また土地の買収などから、安全保障においても「中国は脅威」との認識が高まっている。
中国側がよく言う「中国4000年の歴史」とは、抗争と断絶の歴史だ。王朝が出来ては革命が起き、国を変え、粛清が行われてきた。いわゆる中国史というのは、弾圧と粛清の歴史だ。
もし日本が侵略されたら、チベットや東トルキスタン(ウイグル)で行われているような人権弾圧が始まっても不思議ではない。日本人は少数民族になっていくだろう。
しかし、夏祭りのように日本の文化を好む中国人は非常に多い。
担い手が少なくなってきている日本の伝統文化は、いずれ消滅してしまうかもしれない。その前にここはひとまず、中国人に伝統文化の継承を勧めるのはどうだろうか。
このままでは日本の伝統文化が一つまた一つと消えてしまう。隣国と手を取り合い、日本の文化を守ろう。
日本の危機は“友愛”で乗り越えられる。