政治

立民・枝野代表「学術会議は自民党より多様性ある」〜社民党への敬意を欠く政党が語る多様性

日本学術会議の会員構成について多様性が確保されていないと指摘する菅義偉首相に対し、立憲民主党の枝野幸男代表は「自民党の国会議員の構成よりもよっぽど多様性があるのは間違いない」と反論した。

菅首相は日本学術会議の会員構成に関し、出身大学や性別などに偏りがあると指摘し、見直しに意欲を示している。

「社民党が無くなれば”我が党の時代”」と、弱小政党への敬意を欠いた発言で話題となった立憲民主党の「多様性」とは。

立憲民主党・枝野幸男代表 学術会議は「自民党より多様性ある」

 立憲民主党の枝野幸男代表は30日の記者会見で、日本学術会議の会員構成の多様性が確保されていないとする菅義偉(すが・よしひで)首相の主張に対し、「この約10年で一気に多様化が進んでいる。自民党の国会議員の構成よりもよっぽど多様性があるのは間違いない」と反論した。
 「女性の比率などではわが党も後れを取っている」とも付け加えた。その上で、首相の主張について「どのようなファクトに基づいているのか全く理解不能で、支離滅裂(な答弁)の一つだ」と批判した。
 首相は30日まで行われた衆参両院の本会議の代表質問で、学術会議会員の出身大学や性別などに偏りがあり、多様性が確保されていないと指摘し、見直しに意欲を示した。
引用:https://www.sankei.com/politics/news/201030/plt2010300031-n1.html

立憲民主党・安住淳国対委員長「社民消えれば”わが党の時代”」

《※9分30秒辺りから》立憲民主党・両院議員総会 2020年10月26日





「統一会派名はものすごい長い名前でしたけど、ようやくここに来て立憲社民無所属となって、まもなくもう一つ消えれば、いよいよ本格的に我が党の時代が来るんじゃないかと

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左翼やリベラルが重んじる崇高な「多様性」

枝野代表が多様性を語る一方で、26日に立憲民主党の両院議員総会で、安住淳国対委員長が「社民党が消えれば野党統一会派は我が党の時代」と発言。

議員4名で分裂が予想されている社民党を見下すような発言が幹部の口から出てくるなど、立憲民主党の語る多様性がいかに優れた精神なのかがよくわかる発言だ。

リベラルや左派の語る多様性とは、自分と意見が合う相手に向けられている精神だ。アメリカでバイデン支持者がトランプ支持者を襲撃するのも、政府の説明に納得する人を「家来国民」と表するのも、左派やリベラル特有の選民思想だ。

多様性について考えれば考えるほど、左翼やリベラルの主張は勉強になることが多い。特に多様性を語る左翼やリベラル系論客の中には、自分と政治的主張が合わない人に対してレッテルを貼る人も多い。

そして時には相手の言論を認めず、排除することもある。「多様性」を唱える勢力によく見られる光景だ。思想や意見が合う人の中で様々なテーマを語り合うこと、それが左派やリベラルの語る多様性なのかもしれない。

安住淳国対委員長のように、統一会派として協力してきた野党にすら「力がない」と見るや「まもなく消える」と敬意を欠いた発言を堂々とする国会議員は貴重な存在だ。野党にとって必ず必要になってくる人物であり、今後の野党界を担う政治家だ。

左翼やリベラルが重んじる「多様性」に、ぜひ国民は耳を傾けていただきたい。

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