政治

原発処理水の海洋放出、政府が月内決定を断念 根強い風評被害に慎重姿勢

トリチウム以外の放射性物質を除去したALPS処理水の海洋放出について、政府は月内の決定を断念した。

この件について27日に予定されていた関係閣僚会議も見送られるとのこと。

梶山弘志経産相は会見で「27日に政府方針決定はしない。丁寧にやっているということでご理解いただければ」と説明している。

原発処理水の海洋放出、政府が月内決定を断念

 東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水について、政府が海洋放出で処理する方針の月内決定を断念したことが23日、分かった。27日に関係閣僚会議を開いて決める方向で最終調整してきた。安全性や風評被害への国民の懸念は依然強く、関係省庁でさらに時間をかけて検討する必要があると判断した。
引用:https://www.jiji.com/jc/article?k=2020102300850&g=soc

あわせて読みたい
福島第1原発、ALPS処理水の海洋放出へ 政府方針で月内にも決定か政府は15日、福島第1原発のALPS処理水を海洋放出する方針を固めた。 東京電力福島第1原発で汚染水を浄化後に残るトリチウムを含ん...

《参考》福島第一原発 トリチウム含む処理水の処分方法 政府10月中の決定断念




スポンサーリンク

政府、処理水問題で根強い風評被害に慎重姿勢

放射脳勢力や反原発左翼、そしてマスコミによる不安扇動活動によって海洋放出による風評被害はいまだに収まらない。政府は方針こそ変えていないようだが、根強い風評被害を懸念して慎重な姿勢をとっている。

貯蔵と処分でそれぞれ基準を設け、処理基準をクリアされたALPS処理水が海洋放出されるのだが、どうしても安全と認識しない人が日本には多い。

海洋放出は科学的に安全が立証されている方法であり、他の原発保有国では日本よりも緩い基準を設けた国もある。その国では今でも処理水を海洋放出しているのだ。

しかし放射脳な人々や反原発左翼にとって、科学的なアプローチなど議論に値しない。とにかく盲目的に「安心」を求め、風評被害の拡大に努めている。

毎日自然界の放射線を浴びようが、非常にエネルギーの弱いトリチウムには過敏に反応する。雨水や水道水にも含まれているトリチウムだが、福島第一原発の処理水だけは信用できない。それが放射脳であり反原発左翼なのだ。

ALPS処理水の海洋放出に恐怖を抱く人間は、おそらく水道水には一切触れず、外出の際は防護服を着て、スーパーの食材も毎回放射線量を測っているはずだ。

今後、政府や専門家からどんなに科学的な話し合いがなされても、マスコミの報道は真実を伝えずに不安を煽るのみだ。そして放射脳勢力や反原発左翼が乗っかり、さらに風評被害は拡大する。

「タンカーに乗せて沖に放出しろ」「安全なら東京湾に流せ」と、福島県だけに押し付けたくない気持ちは非常に理解できる。そう主張する人は当然「輸送費用」などを考慮して言っているに違いない。

情報弱者の多い日本ではマスコミの印象操作など容易い。今後も反原発活動は止まらないだろう。

あわせて読みたい
韓国知事「日本が処理水を海洋放出なら国内外で訴訟」→細野議員が反論「福島原発の処理水濃度は韓国の基準より低い」韓国済州道の元喜龍(ウォン・ヒリョン)知事は20日、福島第一原発のALPS処理水放出を日本政府が進めていることに声を上げた。 もし...

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。