立憲民主党と国民民主党の合流新党は10日、代表選の結果を受けて枝野幸男氏を代表に選出した。
そして同時に募集していた新党名は、枝野氏の提案した「立憲民主党」が採用された。
新代表と新党名が決まり、生まれ変わった野党が誕生した。
合流新党の代表に枝野幸男氏を選出 党名は「立憲民主党」に決定
立憲民主党と国民民主党などでつくる合流新党の代表選は10日、投開票され、立憲の枝野幸男代表(56)が、国民の泉健太政調会長(46)を破り、新代表に選ばれた。同時に党名を選ぶ投票も行われ、「立憲民主党」に決まった。
新党に参加する衆参149人の国会議員が投票し、枝野氏107票、泉氏42票だった。枝野氏は、陣営が目標としていた100票を上回った。
党名は、枝野氏が「立憲民主党」、泉氏は「民主党」をそれぞれ提案した。投票の結果、立憲民主党は94票、民主党は54票、その他1票だった。
引用:https://www.asahi.com/articles/ASN9B3J54N9BUTFK00B.html?ref=tw_asahi
合流新党の新代表に枝野幸男が選出されました。党名は立憲民主党に決まりました。
国民生活の現場にこそ、足場があります。皆さんと力を合わせて、暮らしの声を届けていく戦いをここから進めていきたいと思っています。#自己責任から支え合いへ https://t.co/CXnLbhX8xv pic.twitter.com/7zekDFNN9D
— 枝野幸男 りっけん 立憲民主党 (@edanoyukio0531) September 10, 2020
代表も党名も100票前後の得票で、「立憲民主党」「枝野幸男代表」が選ばれた。自民党総裁選と違って党員やサポーターの投票権はゼロであり、国会議員のみで決定された選挙だった。
ちなみに非公式のアンケートではあるが、一般のネットユーザーが投票できるアンケートでは枝野幸男氏が5604票、泉健太氏が39174票だった。

出典:https://note.com/yatou9/n/n04c3a0001042
圧倒的に支持を得たのは国民民主党の泉健太氏だ。ただし、党代表選挙には一般有権者に投票権はないため、あくまで簡単な意識調査レベルのアンケートである。
枝野氏は「国民のために戦う立憲民主党、ともに前に進めていこう。(現内閣が)解散するなら正面から受け止め、国民の選択肢になろうではないか」と、新たなスタートと総選挙に向けて意欲を示した。
森友学園、加計学園、桜を見る会、河合夫妻、秋元司議員など、問題だらけの自民党と戦う野党として、左翼にとって生まれ変わった立憲民主党への期待は大きい。いずれ発表される支持率や世論調査で、どれほど国民から支持されているのか注目だ。
代表と党名はそのままだが、「枝野幸男」代表の「立憲民主党」ならば野党には必ず明るい未来が待っているはず。「さらに左傾化して帰ってきた」と評される”立憲民主党”の健闘を祈る。
《補足》
先述の非公式アンケートだが、元々は原口一博議員が拡散するなど、立憲民主党の中にも認識している議員はいた。
合流新党代表選全国ネット投票 https://t.co/y0bB7oKlxm pic.twitter.com/Fv3le7vN2C
— 原口 一博 (@kharaguchi) September 6, 2020
しかし、泉健太氏の得票数が高まったことを受け、「非公式」に変更した可能性は拭えない。
不利とみるや「ネット投票」を「非公式ネットアンケート」にちゃぶ台返しが行われました。
現場からは以上です。 pic.twitter.com/4Xtavchjgi
— 素直な感想 (@zrXC0W2eAHPBv74) September 10, 2020
形勢不利とみるや「ちゃぶ台返し」を行う立憲民主党のフットワークたるや。これだけ身軽に動ける政党ならば、きっと総選挙で活躍するだろう。