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グレタさん ドイツで温暖化対策強化を呼びかけ メルケル首相と会談

スウェーデンの環境活動家であるグレタ・トゥーンベリさん(17)は20日、地球温暖化対策を訴える運動「未来のための金曜日」の代表3人とドイツへ渡り、メルケル首相と会談した。

会談時間は1時間半ほど行われ、「気候変動を危機として捉えてほしい」と、対策の強化を呼びかけた。

「未来のための金曜日」は若者を中心に支持が広がり、世界的な規模になりつつある。今後は温暖化対策への積極的な行動によって、機運を高める狙いがあるようだ。

メルケル首相と会談したグレタさん「気候変動を危機として捉えてほしい」

▼NHKニュースより▼

スウェーデンの17歳の環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんがドイツのメルケル首相と会談し、「気候変動を危機として捉えてほしい」と述べて、対策の強化を呼びかけました。

グレタさんは20日、地球温暖化対策を訴える運動、「未来のための金曜日」の代表3人とともに、ドイツのベルリンでメルケル首相と1時間半にわたり会談しました。

(中略)

会談後、記者会見をしたグレタさんは、メルケル首相が親切で友好的だったとしながらも温暖化対策を進める大きな責任があると指摘しました。そして、「指導者は責任を果たし、気候変動を危機として捉えてほしい。居心地のよい場所から踏み出す勇気を持ってほしい」と述べて、対策の強化を呼びかけました。

引用:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200821/k10012576671000.html

環境保護を訴える活動家のグレタさんは、ドイツのメルケル首相と会談し、温室効果ガスの排出実質ゼロを目指すEUの取り組みについて意見を交わした。

ドイツはCO2排出量が世界第6位であり、目標達成に向けてどのようにEUを牽引していくのか注目だ。

世界の二酸化炭素排出量に占める主要国の排出割合と各国の一人当たりの排出量の比較(2017年)
https://www.jccca.org/chart/chart03_02.html

環境問題は世界でも非常に関心度の高いテーマだ。地球温暖化対策を中心に世界と協調を試みるグレタさんは、地球を救う女神となる存在かもしれない。

グレタ・トゥーンベリ 次なるスピーチ場所は?

グレタ・トゥーンベリさんといえば、ニューヨークで開催された国連気候変動サミットに出席した際のスピーチが有名だ。純粋な眼差し、気迫の表情、あの伝説的スピーチは多くの人に対して響いた演説であろう。

ところがネットでは「二酸化炭素排出量の1位は中国だ」「次は中国で演説しよう」という意見が見られた。

これに対し、グレタさんを応援している人たちは「一人当たりの排出量は低い」「中国は人口が多いから仕方ない」と語る。

また開発途上国は先進国への輸出産業で発展している部分もあるため、擁護派によると「先進国に責任がある」とのこと。至極真っ当な意見であり、グレタさんが中国のCO2排出量について明確なメッセージが無いのは、何も不自然なことではない。

ちなみに、一人当たりの排出量で語るなら中東の国々が挙げられる。しかし、今のところグレタさんが中東でスピーチを行うかは不明だ。

世界の1人当たりCO2排出量 国別ランキング・推移
https://www.globalnote.jp/post-1656.html

一人当たりの排出量が問題ならば、中東でスピーチを行うことは強いメッセージとなる。しかし、そんな反対派の主張に乗る必要はない。行きたい場所で、主張したい場所で活動する。理由など必要ない、活動家とはそういうものだ。

また、開発途上国ではなく先進国の責任であれば、経済成長を止めてでも途上国は産業を止めてもいいだろう。グレタさんも「いつまでも経済発展は続かない」と主張している。この際、発展途上国も先進国も産業の停止に努めるといいかもしれない。

自然を守ろう、自然に帰ろう。地球温暖化を止めるために、人間社会をリセットしよう。

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