サッカーフランス代表のレギュラーとして活躍し、現在はスペイン1部リーグの名門「FCバルセロナ」に所属するアントワーヌ・グリーズマン選手(29)は10日、中国の通信機器大手「華為技術(ファーウェイ)」との広告契約を打ち切ることを発表した。
Instagramの投稿によると、中国の新疆ウイグル自治区で同社がウイグル人の監視に関与しているとの報告を受け、広告契約を破棄する決意を固めたそうだ。
中国共産党によるウイグル人への弾圧はアメリカをはじめ、徐々に世界中で非難の姿勢が強まっている。
仏スター選手がファーウェイとの契約破棄 ウイグル弾圧めぐり
サッカー・フランス代表のアントワーヌ・グリーズマン選手は10日、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)が少数民族のウイグル族の監視に関与していたとする疑惑を受け、同社とのスポンサー契約を打ち切る意向を表明した。
ファーウェイが開発にかかわった顔認証ソフトウエアがウイグル族の人権弾圧に使われている強い疑いがあると、米紙ワシントン・ポストが報じていた。
グリーズマン選手は写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿し、「ファーウェイは批判を否定するだけでなく、ただちに(当局の)弾圧を非難し、人権尊重に貢献するべきだ」と訴えた。同選手は、2018年、フランスがワールドカップ(W杯)ロシア大会で優勝した際の中心選手の1人。
引用:https://www.sankei.com/sports/news/201211/spo2012110003-n1.html
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日本の誇り高きリベラルや人権派からの応援は?

近年、新疆ウイグル自治区では中国政府による強制労働の疑いがあり、イスラム系民族のウイグル人を弾圧していると世界中から非難の声が上がっている。
特にアメリカでは「ウイグル強制労働防止法案」が圧倒的賛成多数で可決されるなど、超党派で中国の民族浄化や人権弾圧の疑惑について猛烈に批判している。徐々に世界でも中国共産党の所業に疑問の声が上がっており、中国への嫌悪感が高まっている国が増えてきた。
華為が顔認証システムを利用して中国でウイグル人の顔を認識したとき、警察に通知がいくようなソフトウェアのテストに関与していると、米国を拠点とする監視関連の調査会社IPVMが報じている。
今回グリーズマン選手がインスタグラムで公表した内容によれば、ファーウェイが顔認証ソフトウエアを通じて「ウイグル人アラート」の開発に加担した疑惑報道を受け、反発の意を込めてスポンサー契約解除に至ったようだ。
ファーウェイはこの報道について「民族を標的としたアルゴリズムも、顔認証アプリケーションも、ソリューションも開発していない」と否定している。真相はまだ明らかにされていない。今後の調査結果や反論内容に注目したい。
ところで、日本の人権派はグリーズマン選手の判断についてどのような反応を示すのだろうか。例えば某テニスプレイヤーのマスクパフォーマンスやBLMへの支持を応援していた、自称人権派たちの反応が気になるところだ。
先日も、日本の自称人権派たちは某草津町の某町長がいくら否定しても全く考慮せず、「事実認定前にリコール成立は異常」としつつも某町議のセクハラ告発に賛同していたくらいだ。どんなにファーウェイが否定しようとも、グリーズマン選手を応援するはず。
筆者が見た範囲ではあまり取り上げていないようだが、これから盛り上がってくるだろう。日本の偉大なる左翼や誇り高き自称リベラルの後押しに期待したい。