日本共産党の元衆議院議員である池内沙織氏は26日、駅で電車に乗る際に降りてくる男性と肩がぶつかったことをTwitterで報告した。
池内氏は「男性が突然方向転換して私の右肩に激突」と主張し、「女性差別だ」とツイートした。
ところが、リプライや引用リツイートには「降りる人が優先では?」との血も涙もない冷酷な正論が相次いでいる。
共産党・池内さおり氏、駅で男性と衝突「女性差別だ」
電車に乗ろうと京浜東北線のホームに並ぶ。今の時間は全く混雑無し。電車が到着しスピードが落ちる。私の乗り口は降りようとする人も2人。私から見て右側から出ようとする乗客を目視し、私は左寄りのスペースから乗ろうとした。すると私より背も高く大きな体の男性が突然方向転換して私の右肩に激突。
— 池内さおり Saori Ikeuchi (@ikeuchi_saori) March 26, 2021
明らかに意図的に変えてぶつかってきた。しっかり体に力を込めてぶつかられたことで、私は首まで衝撃を受けた。背も体格も劣勢な私は、後ろに突き飛ばされた。
あまりに失礼。女性差別だ。
私はその男性をホームで追いかけ「痛い。謝るべきだ」と私。その男性は「なんだよ邪魔なんだよなんだよお前」— 池内さおり Saori Ikeuchi (@ikeuchi_saori) March 26, 2021
私も暇じゃ無い。電車に乗り遅れたく無いし、このままだと殴られそうな威圧感を感じ、私は電車へ。その男は私を追いかけてきたが、電車の前で立ち止まる。
乗っていた他の乗客は、私の周囲から「さっ」といなくなりました。こういうとき「大丈夫でしたか?」などの一言があると救われますよね
— 池内さおり Saori Ikeuchi (@ikeuchi_saori) March 26, 2021
安全なはずの日常空間で、暴力や差別を受けることの理不尽さ。この嫌な気分は、私は「誰かを傷つける形」では発散しない。性別問わず誰もがストレスを抱えてる。この政治じゃね。でもだからと言って、より弱い方に暴力で発散するのは最悪の選択肢だと思う。
共に政治を変えようと、呼びかけたい。
— 池内さおり Saori Ikeuchi (@ikeuchi_saori) March 26, 2021
とても、とても傷つく。蔑まれることは。人間扱いされないことは。痛いよね、心。
この後、綺麗なもの、大好きな人、大切な仲間に会うことで、心を保ちたい。
暴力の連鎖はどこかでみんなで止めないと。
— 池内さおり Saori Ikeuchi (@ikeuchi_saori) March 26, 2021
降車優先マナーよりも女性優先のマイルール適用?
2014年に当時は首相だった安倍晋三氏の顔をヒトラー風にアレンジした写真が貼り付けられたドラムを叩き、ISILによる日本人拘束事件では過激派組織ではなく安倍政権を批判、2017年の第48回衆議院議員総選挙で落選した元衆院議員の活動家・池内さおり氏は、駅で散々な目に遭ったそうだ。
池内氏の主張では、電車に乗ろうと京浜東北線のホームで並んでいると、混雑しているわけでもないのに男性が突然方向転換して右肩にぶつかってきたそうだ。どうやら池内氏は「意図的に女性を狙った女性差別だ」に感じたらしい。
ここで注目すべきは、池内氏の
「私から見て右側から出ようとする乗客を目視し、私は左寄りのスペースから乗ろうとした」
とのツイートだ。この文言通りならば、池内氏は「スペースが空いている」場所を狙って乗客が降車する前もしくは同じタイミングで乗車しようとした可能性が非常に高い。
池内氏の言うように、「男性からぶつかってきた」可能性は否めない。(降車優先を守らずに乗ろうとしてきた池内氏にムカついて肩をぶつけてきた可能性も)
公共交通機関やエレベーターなどの乗降時マナーとして、降車優先が一般的なルールだ。乗る人が優先だと、もし中で異常が発生していた際に出入り口で人が押し合うため避難できなくなってしまう。まずは空間に余裕を持たせてから人が乗る、そのためには降りる人が優先なのは誰でも理解できることだろう。
しかし、そんな当たり前な一般常識で正論をぶつけてくるネトウヨは左翼失格だ。池内氏の主張が理解できないのか?乗降時のマナーやルールなど、そんなことはどうでもいい。大切なのは「女性を優先する心と行動」だ。
公安調査庁から破壊活動防止法に基づく調査対象団体と認定されている日本共産党に所属する元衆議院議員で知性の高い活動家の池内さおり氏は、たかだか一般常識ごときで物事を語るほど落ちぶれちゃいない。日本は「#国民が日本共産党を知る努力が必要」なことを忘れたのか?
確かに、ちゃんと常識に照らし合わせる無知性なネトウヨに理解を求めることは難しい。しかし、首相だった安倍晋三氏の顔をヒトラー風にアレンジした写真が貼り付けられたドラムを叩き、ISILによる日本人拘束事件では過激派組織ではなく安倍政権を批判、2017年の衆議院議員総選挙で落選した元衆院議員の活動家・池内さおり氏の知性と品格を少しは見習ったほうがいい。
大物フェミニスト北原みのり氏も擁護
Twitterではサイレントマジョリティーのネトウヨが続々と湧き、「降りる人が優先でしょう」などと冷徹で心も冷め切った正論が相次いでいる。公安調査庁から破壊活動防止法に基づく調査対象団体と認定されている日本共産党に所属する元衆議院議員で知性の高い活動家に常識を唱える日本の右傾化は深刻だ。
しかし、超大物フェミニストで慰安婦問題日韓合意に反対する一般社団法人「希望のたね基金」の理事を務め、靖国神社で全身の服を脱いだ姿を許可なく撮影するなど誇り高き立派な活動家の北原みのり氏が擁護してくれている。これは心強い。
このニュース自体が犬笛。
日刊スポーツ、池内さんを危険に晒している 最悪!なぜ女性側から見える景色を見ようとしない?
私も何度もある
女性だけを狙って嫌がらせする男性は、この世に一定数いて、私たちはそれをずっと「たまたまだ、運が悪かった」と黙ってきた。https://t.co/xcg74QbSqL
— 北原みのり (@minorikitahara) March 27, 2021

残念ながら、まだまだ日本にはフェミニズムが浸透していないのか。乗降時のマナーなんかより女性優先、そんなことも理解できないネトウヨはフェミニスト失格。令和3年3月27日(土)時点でチャンネル登録者数365人を誇る超絶人気YouTubeコンテンツ「池内さおり衆議院東京12区予定候補」チャンネルで勉強してから出直すべきだ。
