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上智大学・中野晃一氏「杉田官房副長官は公安出身、公安警察が学者をブラックリストに載せて排除」【日本学術会議の任命拒否問題】

超一流政治学者である上智大学国際教養学部の中野晃一教授は13日、自身のTwitterで日本学術会議の任命拒否に杉田和博内閣官房副長官が関与されたと見られている件について言及した。

「杉田和博内閣官房副長官はバリッバリの公安警察出身者ですよ。 公安警察が特定の学者をブラックリストに載せて排除するということが行われているのが、2020年のジャパン。 」とツイートし、「みんなちょっと目を覚ましたほうがよくね?」と警鐘を鳴らしている。

上智大学国際教養学部・中野晃一教授(政治学)「みんな目を覚ましたほうがいい」

安保法制やいわゆる共謀罪、憲法9条改正反対など様々な主張をしてきた超一流政治学者の中野晃一氏は、日本学術会議の新会員任命で6人が拒否された件について言及した。

今回話題となっているのが、任命拒否における杉田和博内閣官房副長官の関与だ。杉田氏は警察庁出身で危機管理のエキスパートだ。警備局や公安を歩んできた人物である。

第二次安倍政権から内閣官房副長官に就任しており、長らく安倍政権を支えてきた。菅政権でも続投している。内閣人事局長も兼ねているため、中央省庁の幹部人事を管理できる存在だ。

中野晃一氏のツイートは左翼系学者として当然の主張だろう。本来ならば「公安に睨まれる学者がヤバい」と考えるのが一般的かもしれないが、左翼は違う。「特定の学者をリストに載せる公安のほうがヤバい」。左翼の視点では学者が悪いのではなく、公安が悪いのだ。

中野晃一氏のツイートを見れば一目瞭然だ。いいね数は8千近くつけられている。それだけ左派界隈では賛同する人が多いということだろう。

もちろんブラックリストに載っていたかどうかは定かではない。そもそも任命拒否の理由も明らかにされていなため、詳細は不明である。しかし、超一流の左翼系学者である中野晃一氏が恐れているということは、任命拒否された6人の学者は杉田官房副長官から本当に睨まれていたのかもしれない。

中野晃一氏の主張を正しいと仮定した場合、公安のブラックリストに載っている学者が日本学術会議の会員に推薦されたというのか。さすが「学者の国会」「科学者の代表機関」を自称する日本学術会議、まさに戦後日本を象徴する権威の集まりだ。実態をもっと世間に知らしめるべきだろう。

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Twitterの反応

《参考》中野晃一氏(上智大学教授) スピーチ「#内閣総辞職を求めます 国会前抗議行動」2018.3.7 @国会正門前





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