大阪府大阪市旭区にある私立常翔学園中学校では13日、毎年恒例となっている模擬選挙が実施された。
国民民主党と社民党を除く国政政党7党から府議会議員や国会議員、党支部長らがマニフェストなどを説明し、質問などを終えて最後に投票を実施。
その結果、1位は自民党で野党第一党の立憲民主党はワースト2位でNHK党と同じ順位だった。
ちなみに山本太郎氏が代表を務めるれいわ新選組の得票数はゼロ票である。
常翔学園で模擬選挙、1位は自民党、立憲民主党はNHK党と同順位
今年も模擬選挙を実施しました。ホンモノの政治家に登壇して頂き、各党のマニフェストを説明いただきました。その後、政党ごとに分かれて興味のある政党についてさらに詳しい説明を聞いてから投票しました。記載台と投票箱も本物です。進行も選挙管理委員も生徒がしてくれました。生徒たちに日本の将来を考える1日になったと思います。
引用:常翔学園中学校お知らせ
中学3年生を対象に、主権者教育の一環で模擬選挙を実施しました。昨年初めて実施し、生徒達にとって非常に有意義だったことから、今年もぜひ実施したいと各政党にお願いしたところ、非常にお忙しいにもかかわらず現職国会議員4名、前職1名をはじめ大阪府議、市議、合わせて7つの国政政党の方々に来校いただくことができました。政策等を中心に中学生にわかりやすくお話しいただき、ディスカッション、投票、講評と朝から午前中いっぱいお付き合いいただいたことに感謝申し上げます。予想していた以上に生徒達も実際の政治家の先生方の話に関心をもって真剣な眼差しで聞いていて、大変有意義な時間になったのではないでしょうか。
引用:常翔学園中学校 学校長ブログ
本日は、7政党の代表が集まり、常翔学園中学校にて模擬選挙授業が開催されました!各政党から選ばれた議員がマニフェスト等を中学3年生132名にプレゼンし、私は自民党を代表して発表しました。話を聞いた上で、全生徒による投票が最後に行われ、他党を破ってダントツでトップ当選させて頂きました! pic.twitter.com/bhR2IxcM79
— 原田りょう【大阪府議会議員】 (@haradaryo_net) February 13, 2021
自民党を代表して参加した原田りょう氏のツイート画像を見ると、立憲民主党からは現役国会議員の桜井周衆議院議員が参加したようだ。とても心強い存在である。
しかし、野党第一党でありながらNHK受信料を支払わない方法を教える党(略称:NHK党)と同列の順位という結果となった。ワースト2、おそらくこの結果は中学生のフリをした自民党サポーターではないのか?あまりにも受け入れ難い投票結果である。
常翔学園中学校め。
山本太郎代表率いるれいわ新選組はゼロ票
土曜にある大阪市内の私立中学校の模擬選挙で、れいわ新選組としてプレゼンを私がやったんですが、一人も票をいただけませんでした。
支持者の方々等みなさまに失望させて申し訳ないです。続 pic.twitter.com/YB71bi521n— 大石あきこ🐾れいわ新選組大阪5区 (@oishiakiko) February 15, 2021
「メロリンQ」「ストロベリーQ」で人気を博し、国会議員に出される弁当を「ベクレてる」と”放射能揶揄”で注目を集めて国会でも当時の安倍首相に向かって葬式パフォーマンスと披露、「竹島は(日韓の)共同管理」という発言や外国人参政権や外国人生活保護に前向きな姿勢が伺える牛歩パフォーマー山本太郎氏が代表を務め、支持率こそ壊滅的に低空飛行を続けているが支持者からはカルト的な人気を誇るれいわ新選組。

れいわ新選組に所属し、大阪5区の予定候補者である大石あきこ氏が参加した常翔学園中学校で模擬選挙。結果は0票と全く賛同が得られなかったそうだ。
「消費税廃止」「毎月10万円給付」といった政策を掲げるも、中学生からの支持は得られなかったれいわ新選組。大石あきこ氏はTwitterで支持者に失望させてしまったことを謝罪した。
質問タイムでは1回目に5人位、2回目に10人くらい生徒さんが来てくれました。「消費税廃止は可能か」「借金のツケを若者が払わないといけないのでは」「通貨発行で通貨の価値が下がらないか」など真剣に聞いてくれました。続
— 大石あきこ🐾れいわ新選組大阪5区 (@oishiakiko) February 15, 2021
しかしながら、私の回答は通用しなかったという結果です。
れいわのプレゼンが一番心に響いたと言ってくれた生徒さんもいましたが、得票はゼロでした。
自民、公明、維新、立憲のプレゼンは、かなり強力に「税が財源」を前提とするもので、その「常識」を覆す説得力を私が持てなかった結果です。続— 大石あきこ🐾れいわ新選組大阪5区 (@oishiakiko) February 15, 2021
しかし、消費税廃止と毎月10万円給付、各種免除制度無しに、この国に生きる人々が尊厳をもって生きられないことはまぎれもない現実です。「常識」を覆す力を鋭く求められている。今の私にその力がなかった。
あきらめず自分を変え、常識を覆して行きます。
教えてくれた生徒さんに感謝しています。終— 大石あきこ🐾れいわ新選組大阪5区 (@oishiakiko) February 15, 2021
「消費税廃止は可能か」
「借金のツケを若者が払わないといけないのでは」
「通貨発行で通貨の価値が下がらないか」
という中学生からの質問に大石あきこ氏はどのような回答をしたのだろうか。
SNSでは支持者が熱心に応援しているれいわ新選組、野党第一党であるはずの立憲民主党。それぞれ散々な結果となった模擬選挙だった。常翔学園中学校め、まさかネトウヨ学生の集まりなのか。
