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金正恩氏「文大統領と韓国国民を失望させ申し訳ない」 銃撃事件で通知文

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)最高指導者は25日、西海で発生した韓国公務員銃撃&遺体焼却事件について公式に謝罪を伝えたことが判明した。

事件に対して韓国政府は強い非難を示しており、徐薫(ソ・フン)国家安保室長が記者会見で「通知文が送られてきた」と説明している。

金正恩氏「文大統領と南側同胞に失望感を与えて申し訳ない」と通知文

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)は25日、北朝鮮に近い海域で漁業指導船から行方不明となっていた韓国公務員の男性を北朝鮮軍が射殺した事件について、「われわれの海域で予想外の恥ずべきことが起きた」としながら、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領と南の同胞(韓国国民)を大きく失望させたことに対し、非常に申し訳なく思う」と表明した。金委員長が党統一戦線部の名前で韓国に送った通知文の内容を、韓国青瓦台(大統領府)の徐薫(ソ・フン)国家安保室長が発表した。

引用:https://jp.yna.co.kr/view/AJP20200925002400882?section=politics/index

21日に行方不明となった韓国海洋水産省の男性職員(47)は、南北軍事境界線から10kmほど離れた延坪島近くで違法漁業の取り締まりをしていた。

韓国軍当局によると、北朝鮮側が男性を拘束後に銃撃、遺体に油をまいて燃やしたと説明している。誰が命令して起きた惨劇なのかはわかっておらず、丁世均)チョン・セギュン)首相は「わが国民に対する蛮行を強く糾弾する」と遺憾の意を表した。

南北で緊張感が高まる中、北朝鮮側が青瓦台宛てに謝罪の通知文を送った。中央日報の報道によると、金正恩氏は謝罪と合わせて経緯の説明をしている。

【一部抜粋】

「射撃後は何の動きも音もなく、10余メートル接近して確認の捜索をしたが、正体不明侵入者は浮遊物の上におらず多量の血痕が確認されたとのことです」

「わが軍人は不法侵入者が射殺されたと判断し、侵入者が乗っていた浮遊物は国家非常防疫規定により海上現地で焼却したとのことです。現在までわが指導部に報告された事件転末に対する調査結果は以上です」

「南北の間の関係に面白くない作用がある事件がわれわれの水域で発生したことに対して貴側に申し訳なく思う気持ちを伝える」

「そうでなくても悪性ウイルスの病魔の脅威に処した南側の同胞に助けの手どころかわれわれの水域でかんばしくないことが思いがけなく発生して文在寅(ムン・ジェイン)大統領と南側同胞に大きな失望感を与えたことに対して非常に申し訳なく思う」

引用:https://japanese.joins.com/JArticle/270627

犠牲となった韓国男性を「侵入者」と表現し、国家非常防疫規定の観点から船を燃やしたと説明している。遺体は確認できなかったようだ。

通知文を受け取った韓国政府がどれだけ信用するか不明だ。崇拝する金正恩氏から謝罪の意を伝えられた文在寅大統領であれば、もしかしたらポジティブに受け取る可能性はある。

近年は南北統一が遠のくばかりだったが、金氏に南北共同連絡事務所を爆破され、トランプ氏と実質2分の会談を実現させた文在寅氏ならば、今後も「外交の天才」の名に恥じない結果を出すことだろう。

北朝鮮側の主張に対するアンサーとして、文在寅政権の動向に期待しよう。

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