国民民主党の玉木雄一郎代表は28日の記者会見で、仮に政権交代が起きたとしても「共産党が入る政権に我々は入らない」と断言した。
「日米同盟を基軸とした安全保障」について共産党が懐疑的であることから拒絶姿勢を示している。
共産党は「野党連合政権」の樹立を求めているが、いまだに野党共闘は思うように擦り合わせが進んでいない様子。
「共産いる政権には入らない」玉木氏、会見で明言
次期衆院選へ向けた野党共闘の枠組みをめぐり、国民民主党の玉木雄一郎代表は28日の記者会見で、政権交代が実現した場合でも「共産党が入る政権には入らない」と述べた。立憲民主党は共産を含む野党共闘をめざし、共産は「野党連合政権」の樹立を求めており、野党間の認識の差が浮き彫りになった。
会見で玉木氏は、「日米同盟を基軸とせずに日本の安全・安心を保つすべが見当たらない」とし、「共産は日米安保に懐疑的。その意味で共産が入る形の政権であれば入らない」と断言した。そのうえで、「(立憲の)枝野幸男代表が(政権構想を)示さないと選挙協力も、政策調整もできない」と注文をつけた。
一方、枝野氏は同日の会見で、玉木氏が共産を含む連立政権への参加を否定した点については直接の言及を避け、「政党が違うので、政策で違う部分があるのは当たり前」と強調。「地域ごとに色んな経緯と状況があることを踏まえて相談しなきゃいけないということは、国民民主とも共産とも話している」と述べるにとどめた。
引用:https://www.asahi.com/articles/ASP4X667YP4XUTFK013.html?iref=sp_poltop_feature_list_n
【LIVE配信】国民民主党・玉木代表定例会見 2021年4月28日(水)
野党共闘に水を差すネトウヨ
玉木雄一郎代表は日米安保を基軸とした政権であることが前提と考えており、同盟関係に亀裂を入れるかもしれない日本共産党とはどうしても共闘できない模様。支持母体である連合も、共産党との共闘に賛同的ではない。
野党支持者が「野党共闘」「政権交代」と盛り上がる中、いまだに「協力のあり方について話し合いを始めていく」しか進捗がない立憲民主党と日本共産党。そこに国民民主党の玉木代表が水を差すように「共産党拒絶」の声明を出したのだから、立憲ペートナーや共産シンパもお怒りだろう。
共産党は先の長野補選で、立憲民主党から当選を果たした羽田次郎氏にトンデモ協定を持ちかけた。その中には「韓国や北朝鮮との不正常な関係を解消するために、日米同盟に頼る外交姿勢を是正」とが含まれており、実際に締結させたのだ。反日姿勢を強める韓国や日本人を拉致した北朝鮮と関係修復のために「同盟国アメリカとの外交を見直す」という、超絶怒涛の売国政策はさすが日本共産党である。

確かに、現状の日本は日米同盟を強固に発展させなければ安全保障は成り立たない。アメリカどころか、今やオーストラリアにイギリスといった国々とも軍事協力を進めている。それだけ核保有国である中国・ロシア・北朝鮮の脅威には備えておかなければならない。玉木氏のように日米同盟を重視する考えは至極真っ当である。
しかし、たとえ現実路線で真っ当な意見だとしても、日本共産党とは相容れないと拒絶姿勢を示すことは納得がいかない。支持率一桁の弱小政党が徒党を組んで選挙に挑もうとしている中、信念を貫いた玉木代表は立派じゃなかった非常識である。
党是や政策を曲げず現実路線で戦うことを選んだ玉木代表。公安調査庁から破壊活動防止法に基づく調査対象団体とされている日本共産党を拒否するなど言語道断。安全保障政策を曖昧にした状態で共闘の話を進める支持率一桁で人気のない野党第一党の枝野幸男代表が小物に見えてしまうではないか。失礼極まりない。
なかなか上手く進まない野党共闘に対してさらに水を差すネトウヨ玉木代表は左翼失格だ。

