文在寅(ムン・ジェイン)大統領は18日、年頭記者会見で日韓における解決しなければならない懸案について言及した。
日本の輸出管理の規制化といわゆる元徴用工訴訟の判決と合わせ、「問題解決のための外交的努力をしている中、慰安婦判決問題が加わったことで正直少し困惑している」と述べている。
しかし日本の外務省幹部は「困惑しているのはこちらだ」と呆れているらしく、韓国政府が解決すべきという主張を崩していない。
「困惑しているのは日本」 政府、文大統領に冷ややか
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は18日の記者会見で、慰安婦問題やいわゆる徴用工問題をめぐり対日配慮をにじませたが、日本政府の反応は冷ややかだ。外務省幹部は「解決に向けた措置は何も取られていない」として、あくまで具体的行動がなければ日韓関係の改善はないとの姿勢を強調した。
坂井学官房副長官は18日の記者会見で「文氏の発言に留意するとともに、韓国側の今後の行動を注視したい」と述べるにとどめた。
文氏が、元慰安婦らへの賠償を命じた判決について日韓合意を土台に協議する意向を示したことに、外務省幹部は「是正措置を講じるのは、あくまで韓国だ。日韓で協議する話ではない」と主張。文氏が判決に「困惑した」と述べたことには「困惑しているのはこちらだ」と突き放した。
引用:https://www.sankei.com/politics/news/210118/plt2101180033-n1.html

文在寅大統領、慰安婦判決に困惑→外務省幹部、韓国を突き放す
オバマ政権のアメリカから「合意を結べ」と推された背景から、日韓合意を反故にする韓国側の判断はバイデン氏の顔に泥を塗る行為となる。北朝鮮との統一を進めたい文在寅大統領にとって、バイデン政権から見放されることだけは避けたいところ。
産経新聞の報道では外務省幹部の意見を載せているが、これが事実ならば常識的に見て正当な主張と見る人は多いだろう。文在寅政権は「韓日協議」を何度も求めているが、おそらく日本政府は解決に協力するような形での協議に応じる可能性は低い。
今や韓国は法治国家といえるレベルにないほど高次元な情緒・感情優先国家として、独自の道徳に基づく司法判断が連発している。国際法に捉われず、「主権免除の原則は適用されない」と勝手に決めつける韓国の司法、この知性は平凡な先進国に理解できるわけがない。
文在寅大統領は「原告が同意できる方法」を日本政府と模索する旨を強調しているが、日本政府の強固な姿勢に絶賛苦戦中だ。原告側が取り下げない限り、この膠着状態は何年も続くと思われる。
韓国政府も日本に構う必要はない。韓国はすでに超一流の独立国家として、偉大なる最先端国家へと成長してきた。エビデンスはないが日本に付き合っていると、むしろどんどん成長は遅れるかもしれない。
協議に応じない日本政府の無礼な態度、韓国も我慢の限界だろう。これまでも天才的な手腕を発揮してきた文在寅政権なら必ずできる。韓国は今こそ英断を、ただの島国である日本と決別を。