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映画「めぐみへの誓い」の予告編が配信開始 「#拉致被害者全員奪還」を呟かない芸能人に疑問の声?

北朝鮮による日本人拉致問題を扱った映画「めぐみへの誓い」の予告編が公式HPとYouTubeで配信された。

タイトルの通り、横田めぐみさんが拉致された事件を扱った映画である。

毎週日曜日、Twitterでは拉致問題解決へ向けた呼びかけの一環で「#拉致被害者全員奪還」「#特定失踪者全員奪還」といったハッシュタグを付けたツイデモが実施されている。

一方で、検察庁法改正の件で政治的発言を臆することなく「反対」の意思を示してきた芸能人たちは、拉致問題についてどう思っているのだろうか。

映画「めぐみへの誓い 」の予告編スタート

映画『めぐみへの誓い』予告編





【忘れ去られようとしている北朝鮮拉致被害者】
「北朝鮮拉致被害者ってまだ帰って来てないの?」
「もう無理じゃないの。」
 ご存知の様に5人の拉致被害者が帰国してからもう18年の歳月が流れましたが、その後、一人の被害者も取り返すことが出来ていません。横田めぐみさんは拉致をされて今年で43年です。我々は全国の同志と今までに全国各地の活動で既に1300万筆を超える署名を頂いています。拉致被害者救出の為の署名は名前のみでなく住所まで書いて頂く必要があるものです。それでも被害者を取り返すことが出来ない。アメリカ始め諸外国との関係頼りで、被害者を取り返すことは難しいと皆が思い始めています。
【原案は政府拉致対策演劇、そして何故映画なのか】
そんな中、年から舞台劇「めぐみへの誓いー奪還―」(脚本・演出野伏翔)が全国各地で上演が行われました。この舞台劇は2010年から二度に亘る劇団夜想会の自主公演として発足。2014年から現在から内閣府拉致対策本部の主催公演となり入場無料で全国各地で公演を行っています。(全国36か所で公演。) お演劇の内容は、横田めぐみさんや田口八重子さんの北朝鮮での生活を中心に描き、過酷な独裁体制の中で常に権力の監視下に置かれ、恐怖とギリギリの背中合わせに生きながら、日本からの救出を今か今かと待ちわびる拉致被害者たちの現実と、そのご家族の愛の闘いを描いています。拉致被害者奪還に演劇?と思うかも知れません。が、現実は違います。講演や集会では伝わらない思いが駅劇では伝わります。家族が可哀そうとか、そんな酷いことがとか感じるのではなく、北朝鮮で戦い我々の助けを待っている被害者の方々に思いが馳せます。集会には来ない方々が劇場には足を運びます。「この演劇を映画化することでもっと多くの方々の心を動かせば、何かが変わるかも知れない。」それが我々製作委員会メンバーの思いです。
引用:http://www.megumi-movie.net/prologue.html

#拉致被害者全員奪還を呟かない芸能人

今年5月、「国家公務員法等の一部を改正する法律案」に「検察庁法改正」も含まれているとして「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグがトレンド入りした。

改正案に疑問を持った人や野党そしてマスコミが一斉に批判を始めたのだが、これまでの反対運動と少し違ったのが芸能人の存在だ。

文化人や学者だけでなく、多くのタレントや歌手が一斉に「#検察庁法改正案に抗議します」と呟いてツイデモに参加したのだ。

これほどタレントの方々が関心を抱くのは、正直驚きを隠せない。2015年の安保法案反対運動よりも熱を帯びていたかもしれない。なぜそこまで芸能人の方々が危機感を募らせたのか、様々な憶測が飛び交うも詳細は明らかにはなっていない。

きゃりーぱみゅぱみゅさん
小泉今日子さん
浅野忠信さん
井浦新さん
大久保佳代子さん
宍戸開さん
城田優さん
秋元才加さん
水原希子さん

その他多くの有名人があれだけ政治的発言を臆することなく「#検察庁法改正案に抗議します」と騒いでいたにも関わらず、なぜか同じ日本人が北朝鮮の工作員に拉致されたことについて発信がほとんどない。

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拉致問題に無反応な芸能人に疑問の声?

毎週日曜日に開催されているツイデモ「#拉致被害者全員奪還」。今や毎週トレンド入りを果たすなど、国民の関心度は高まっている。

しかし、5月の国交法改正案について批判の声を上げていた芸能人や文化人は、このツイデモに参加している様子が見られない。拉致問題について声を上げる芸能人は少数だ。

これには疑問視する声も多く、「検察庁法改正」で政治的発言をしていた芸能人が「拉致問題」にはほとんど触れないことを指摘している人も多い。

ツイートは自由意志なので、強制するものではない。呟くも呟かないも自分次第だ。しかし検察庁法改正に比べて、罪のない人間を拉致したこの問題は明らかな人権侵害であり、日本人として絶対に許せないと考える人は多いだろう。

検察庁法改正であれだけ騒いだ芸能人が拉致問題のツイデモに参加しない理由はわからない。義務でも強制でもないため、説明する責任もない。ただし、ネットが普及している現代において、こういった姿勢は国民に見られている。

これは個人的な見解だが、検察庁法改正に反対してツイデモに参加した芸能人たちは、もしかしたら拉致問題について単純に興味が無いのかもしれない

「同じ日本人として」関心を抱かないのは、日本の愛国心を削ぎ落とした戦後教育がいかに成功しているのかが理解できる。公職追放や教職追放で左翼が台頭してきたことは、日本に愛国心の概念を失くすには十分だった。

ツイデモは強制参加ではないため、今後も左翼界隈や芸能人の間で拉致問題を強く訴える人はごくわずかだろう。参加しない人は堂々と参加しなければいい。

もし拉致問題に興味がないのであれば、「拉致問題には触れない」という姿勢を貫くのもいいだろう。国民も「誰が拉致問題に積極的なのか無関心なのか」しっかり見極めよう。

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