超一流のコメンテーター兼作家の室井佑月氏は、週刊朝日の記事で中曽根康弘元首相の葬儀に異議を唱えた。
税金で葬儀が行われたことについて不満が大きく、弔意表明の協力についても「政府は裁判所や国立大学から力を剥ぎ取ろうと考えている」と主張した。
室井氏の目には「政府のウケ狙い」に見えているらしい。
室井佑月氏「裁判所や大学から力を剥ぎ取ろうと考えている」
室井佑月「思いつきのウケ狙い」(週刊朝日)
・税金から約1億円、自民党からも約1億円
・コロナで先行きが見えない人が多い中、なんでこんなに大金をかける
・内閣府は最高裁に弔旗の掲揚や黙祷による弔意表明の協力を依頼、文部科学省も国立大学などに同様の通知を出した
・三権分立の立場から最高裁は独立性が重んじられるし、大学だってそうだ
・政府は全国の裁判所や国立大学から、その力を剥ぎ取ろうと考えているんじゃないか
・日本学術会議の6人の排除もそう、自分たちにものをいう人間が邪魔なのだ
・中曽根氏の葬儀のニュースは、そんなに大きくは扱われなかった
・盛大な中曽根氏の葬儀は、自民党の持つ大きな力をあたしたちに見せつけるためだったんじゃないか
・一部の人には脅しになるし、一部の人には愛国心の鼓舞となり、自民党への吸引力になる
・多くの人から反発を食らいそうな巷の空気をスレスレで察知し、マスコミに大げさな報道をさせなかったのだろう
・マスコミを巻き込んで大宣伝すれば、それがあたしたちにウケると思っている
・あたしたちのウケ狙いで政府がしかけてくることは、あたしたちのためになっているんだろうか
・思いつきでウケようとするが、それには血税がたんまり使われている
引用:https://dot.asahi.com/wa/2020102800047.html
おはようございます。これ今出ている週刊朝日のコラムです。よろしかったらどうぞ。https://t.co/02ThjmRrvn
— 室井佑月 (@YuzukiMuroi) October 28, 2020
中曽根元首相の合同葬は「思いつきのウケ狙い」?

超一流のコメンテーター兼作家の室井佑月氏の視点は相変わらず鋭い。血税が使われた中曽根氏の合同葬だが、コロナの予算とは別の予備費でもっと前から決定されていた経費である。それでもコロナの問題と混同する論法は、さすが一流左翼の素質がある作家だ。
また、大学などに弔意表明を要請したことは、政府が全国の裁判所や国立大学から力を剥ぎ取ろうと考えていると推測している。政府の陰謀論を言わせたら室井氏の右に出る者はなかなかいない。
そして左翼界隈のとって中曽根氏の葬儀が大きく報じられなかったことも、マスコミに報道させなかったと感じているようだ。しかも室井氏にとって中曽根氏の合同葬は支持者や一般国民への「ウケ狙い」に見えるらしい。
これがウケ狙いに見えるとは、さすが左翼界隈の視点は相変わらず鋭い。特に室井佑月氏の洞察力や思考回路は一般レベルを遥かに凌駕している。自民党政権はウケ狙いで裁判所や大学の力を削ぎ落とし、マスコミを統制していると考えているのだから。
左翼は人の死も平気で揶揄する知的なセンスを持ち合わせている人が多い。室井佑月氏には引き続き左翼の代弁者として、現政権の影響力や陰謀の実態を暴いていただきたい。
