政治

中村喜四郎氏が合流新党に参加へ「保革伯仲できるよう」枝野代表に間接的エール

立憲民主党と国民民主党の合流新党に、大物政治家が参加することになりそうだ。

野党統一会派に参加する無所属の中村喜四郎衆院議員は25日、立憲民主党の枝野幸男代表と会談し、合流新党に参加する意向を間接的に伝えたとされる。

合流新党には小沢一郎氏の存在が強く、両者の接近に注目が集まっている。

中村喜四郎衆院議員が合流新党に参加へ「保革伯仲できるよう」

 野党統一会派に参加する無所属の中村喜四郎衆院議員は25日、国会内で立憲民主党の枝野幸男代表と会談し、立憲や国民民主党などが結成する合流新党に参加する意向を伝えた。

会談では枝野氏が中村氏に新党への参加を要請。会談後、中村氏は記者団に「枝野氏には『次の選挙で保革伯仲をできるようにがんばっていきましょう』と伝えた。新党に入ることを間接的に伝えたつもりだ」と述べ、新党に参加する意向を伝えたことを明らかにした。

引用:https://www.asahi.com/articles/ASN8T4TZZN8TUTFK00D.html

中村喜四郎氏は27歳のときに無所属で初当選してから自民党に入党、田中角栄の派閥に所属していた。田中派が分裂した後は竹下登に従って経世会に参加するなど、歩んできた道は共通している。

自民党時代に激しく対立したこともある両者だが、長い年月を経て再び同じ党として野党再編を目指すようだ。

ネット上では「歴史的な合流」という意見もある。中村氏も「保革伯仲をできるようにがんばっていきましょう」と話したように、異色とはいえ保守系の議員を引き入れた立憲民主党が、いかに存在意義を強調していくか注目だ。

ちなみに、毎日新聞が22日に実施した世論調査では、「合流新党に期待」が17%にとどまっている。また「期待は持てない」は68%で「関心がない」が14%と、82%の人が期待も関心もないそうだ。

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1994年にはゼネコン汚職事件の関係で逮捕された中村喜四郎氏。「日本一選挙に強い男」と称され、連続当選14回を数える大物議員の参加は、合流新党に追い風となるか。

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