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第1回大統領討論会、7310万人が視聴も13%減 勝敗アンケートの結果は?【アメリカ大統領選挙】

第1回の大統領討論会を迎え、現職のトランプ大統領と対抗馬であるバイデン氏による討論会を7310万人が視聴した。

2016年の討論会に比べると13%下がったものの、歴代の中でもトップクラスに多い視聴者数とのこと。

討論会は非難の応酬が激しかったため、2回目からは形式を変更するようだ。

各メディアが勝敗アンケートを実施したところ、かなりバラつきのある結果となっている。

第1回大統領討論会、7310万人が視聴 2016年と比較して13%減少

共和党トランプ大統領と民主党バイデン前副大統領による米大統領選の第1回候補者討論会は、トランプ氏がクリントン元国務長官と対決した4年前の討論会に比べて視聴者数が減った。ただ、司会を務めたクリス・ウォレス氏が所属するFOXニュースでは視聴率が前回を上回ったという。

ニールセンのデータによると、討論会のテレビ視聴者数は7310万人と、2016年の第1回討論会に比べて13%減少。最も多かったのはFOXコープ傘下のニュースチャンネルで1780万人。ウォルト・ディズニー傘下のABCが1260万人で2位に付けた。FOXコープの調査担当エグゼクティブ・バイスプレジデント、マイケル・モービヒル氏によると、視聴者数は討論会を通じて安定していたという。

引用:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-09-30/QHHL14T1UM1601

司会者も困惑するほどヒートアップした討論会であり、政策論争というよりは「口喧嘩」と批評する論客もいる。トランプ氏の所得税未納疑惑に関するテーマが盛り上がった印象が強い。

アメリカだけでなく日本のマスコミも「バイデン優勢」と報じているが、今回の大統領討論会は「冷静さを欠いた」「勝ち負けなし」と受け取る人が多いだろう。

互いに非難が止まらない討論会となったため、2日目からは形式を変更すると報じられている。10月15日にマイアミで予定されてる第2回討論会では、タウンホール形式で開催される予定だ。

バイデン氏は前向きだが、トランプ陣営は変更の必要性を感じていない。広報が「バイデン氏は審判に訴えかけている。ルール変更すべきではない」と批判した。

司会者に注意されるほどバイデン氏の話を遮るトランプ氏、「レイシスト」のレッテル貼りで優勢に持っていきたいバイデン氏。確かにどっちもどっちだ。

次回は政策論争を期待したいが。

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「大統領討論会に勝ったのは誰ですか?」アンケートの結果

第1回大統領討論会が終わった後に各メディアがアンケートを実施した。メディアによってかなり結果が変わってくる。

Forbesのアンケートによると、「バイデンが勝った」と回答した人は48%、「トランプが勝った」と回答した人は41%だった。

引用:https://www.forbes.com/sites/niallmccarthy/2020/09/30/which-candidate-won-the-first-presidential-debate-infographic/#d30a508b1740

ところが政治専門のケーブルチャンネル「C-SPAN」のTwitterアンケートでは69%のネットユーザーが「トランプ勝利」と回答した。「NewsNation」も60%がトランプ氏を答えている。

メディアによってバラつきがあるのは、アメリカも日本も同じだ。ネットではトランプ人気が光る。(米国民以外の回答も含むと思われる)

アメリカのメディアはFOX以外のほとんどが反トランプだが、それでもバイデン氏が大差をつけることはできなかった。今後も民主党支持者のさらなる応援に期待したい。

日本のメディアも「トランプ焦り」と報じているが、アメリカ国民がそのように感じてるかは疑問に思ったほうがいいだろう。「C-SPAN」の69%は驚異的な数字だ。

もちろん、左派リベラルは「トランプ勝利」の回答が多いアンケートなど気にしない。バイデン氏の数値が高いアンケートは信じるが、4年前を同じくトランプ氏のポジティブキャンペーンに加担するような行為は絶対にNGだ。

2016年の大統領選で「トランプ下げ」戦略を進めるも結果的に失敗したマスコミ一同。トランプ氏が有利になるような情報を拡散することは左翼として失格。今回こそはトランプ降ろしを実現させるために、さらなる攻勢を強めるだろう。

10月15日の大統領討論会も注目だ。

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