政治

立憲民主党、菅直人氏と野田佳彦氏を最高顧問に 両元首相を充てる人事に期待

国民民主党との合流で最強の野党を目指す立憲民主党は29日、常任幹事会で菅直人氏と野田佳彦氏を最高顧問に任命した。

民主党政権の両元首相を起用する人事で「新・立憲民主党」支持率向上に期待がかかる。

前政権から代わり映えのない菅内閣に対抗するべく、立憲民主党も”安定人事”で対抗する姿勢を示した。

菅直人氏&野田佳彦氏 最高顧問に両元首相を

立民、最高顧問に両元首相 常任幹事会で決定

立憲民主党は29日の常任幹事会で、菅直人、野田佳彦両元首相を最高顧問とする人事を決めた。常任顧問には岡田克也元副総理、海江田万里元経済産業相、郡司彰前参院副議長を充てた。

引用:https://www.sankei.com/politics/news/200929/plt2009290029-n1.html

立憲民主党の人事は非常に強気だ。野党は菅内閣を「アベノママ内閣」と揶揄し、立憲の安住国対委員長も「奇をてらわない人事」と皮肉を込めたコメントを寄せていた。

しかし立憲民主党も最高顧問に菅直人氏と野田佳彦氏を任命し、旧民主党時代を彷彿とさせる人事を進めている。あの民主党政権を支持していた有権者にとっては非常に心強い存在だろう。

菅直人氏は2011年、原発事故の対応で現場に積極的に介入したことが有名だ。事故翌日に自衛隊ヘリで視察するなど、落ち着きを取り戻す前に現場介入する菅直人元首相。

おかげで指揮命令系統は大混乱となり、「僕は原子力に詳しいんだ」と豪語した通りの見事な対応だった。原発ゼロを目指す立憲民主党にとって、”原子力のスペシャリスト”が最高顧問でアドバイスしてくれるのは頼り甲斐があるはずだ。

そして野田佳彦氏は消費税の増税を押し進めた人物だ。元は自民党・麻生政権で決められた増税案だが、野田元首相が2011年に「消費税10%」と国際公約に掲げてしまった。

マニフェストにない消費税増税に対して野田元首相は「政治生命をかけて、命をかけて今国会中に成立させる」と発言するほど、経済は緊縮派だ。

枝野幸男代表は次の衆院選で「2年間の消費税0%」を、一つの選択肢として公約に掲げることも示唆している。増税路線・緊縮派の野田氏が素晴らしいアドバイスをくれるはずだ。

両元首相を充てる人事に期待

脱原発に消費税ゼロ。与党との対比を明確にしたい立憲民主党だが、最高顧問に原発スペシャリストの菅直人氏と増税路線の野田佳彦氏を起用している。これは立憲民主党なりの”強気な姿勢”なのだろう。

「結局民主党」を揶揄されることを恐れず、原発事故の対応や消費税増税で過去に批判の的となった人物を最高顧問に充てる人事。枝野幸男代表をサポートする心強い存在だ。

支持率一桁台の立憲民主党と国民民主党が合流し、新・立憲民主党の支持率は6%となった。比例区投票先でも新・立憲民主党を選んだ人は12%であり、安定の実力を発揮している。

まずは支持率二桁台。生まれ変わった立憲民主党は、菅直人氏と野田佳彦氏の功績を信じて頼るべきだ。最強の野党を目指すために、立憲民主党は強気の姿勢で突き進んでいただきたい。

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