立憲民主党の小沢一郎衆議院議員は21日の講演で、「この1年以内に必ず政権を獲ると心の中で決めている」と話した。
次の衆議院選挙で政権交代を目指す考えを示し、野党の結集力を高める狙いが伺えた。
衆議院議員の任期は残り1年であり、「年内にも解散」「任期まで解散しない」など、次の総選挙に向けて様々な憶測が飛び交っている。
立憲民主党・小沢一郎議員「1年以内に必ず政権を取る」
立憲民主党の小沢一郎衆院議員は21日、東京都内で開いた自身の政治塾で講演し、「1年以内に必ず政権を取る」と述べ、次期衆院選での政権交代に意欲を示した。小沢氏は「11月には社民党も(立憲と)一緒になる予定だ」との見通しを示し、「野党がほぼ一つになる。これが効果的に機能すれば絶対に政権を取れる」と強調した。
現在の菅政権については「あんなひどい安倍政権をそのまま引き継ぐなんてとんでもない。菅義偉首相の新しい体制も非常にもろい部分を多く含んでいる」と批判した。
引用:https://www.jiji.com/jc/article?k=2020092100248&g=pol&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
本日は小沢一郎政治塾令和2年度夏季集中講義の最終日、塾長講義を行いました。足元の新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、疫病が社会に与える影響の歴史的考察というテーマで、お話しをさせていただきました。 pic.twitter.com/aCnZonUnuE
— 小沢一郎(事務所) (@ozawa_jimusho) September 21, 2020
9月15日に立憲民主党と国民民主党の合流新党として、新たに「立憲民主党」が立ち上がった。代表は枝野幸男氏が選出されている。
野党第一党として期待のかかる立憲民主党には、小沢一郎氏、中村喜四郎氏、菅直人氏、岡田克也氏といった大物議員が参加している。非常に心強い存在だ。
その立憲民主党といえば、朝日新聞が16日と17日に実施した世論調査で嬉しい結果が報じられた。
衆院比例投票先について「仮に今、投票するなら?」との問いに、立憲民主党を選んだ人はなんと12%もいたのだ。1月は15%、7月は13%と徐々に下がってはいるが、支持率一桁台の野党が結党した割には大健闘だろう。ちなみに自民党は7月の35%から伸ばして48%だった。
年代別に見ても70歳以上の20%が立憲民主党を選んでおり、若い世代よりも年代は高めである。少子高齢化が進む日本において「ポジティブなデータ」と受け止めていい。
モリカケ問題や「桜を見る会」の追求は決して無駄ではない。むしろ支持者にとっては重要案件であり、追求を強めていくのは効果的だ。
新・立憲民主党の未来は間違いなく明るい。次の総選挙に向けて、このまま政権批判に邁進していただきたい。