昨年は分裂騒動で内部が揉めに揉めた社民党は26日の記者会見で、次の衆議院選挙で目標にしていた「得票率3%以上・5議席」を下方修正した。
新たな目標設定は「得票率2%以上・4議席」と発表し、来たる総選挙に向けて候補者の擁立などに尽力することを誓っている。
社民、衆院選目標4議席 党分裂受け下方修正
社民党は26日の常任幹事会で、次期衆院選の目標を「4議席・得票率2%以上の獲得」とする方針案を了承した。昨年2月の定期党大会では「5議席・得票率3%以上」を掲げたが、党所属国会議員2人が離党して立憲民主党に合流するなど、党が分裂したことを踏まえ下方修正した。2月21日の全国代表者会議で正式決定する。
引用:https://www.jiji.com/jc/article?k=2021012600979&g=pol
分裂に負けるな社民党
1月26日の党首の記者会見です https://t.co/YLEPVQI46h
— 福島みずほ (@mizuhofukushima) January 26, 2021
「得票率3%以上・5議席」という誇り高き目標を下方修正せざるを得ないほど、社民党の求心力や影響力の衰退は切実な問題となっている。分裂騒動以降、何とか照屋議員は留まったものの所属する国会議員は福島みずほ党首を含めた2名だけだ。
記者会見では、沖縄2区や九州比例などの重要地域で立候補者が当選できるよう努めると述べられた。地方党員の離党で機関紙「社会新報」の販売部数減少など、人員も資金もかつて一時代を築いたとは思えないほどの衰退ぶりに胸が締め付けられる。
今の通常国会では何とか野党統一会派として連携を保っている社民党。次の総選挙で「得票率2%以上・4議席」という目標をクリアできるよう頑張っていただきたい。
