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SHELLY氏「生理について教えないのは人権問題」日本の性教育を語る←どの国と比較しているのか?

一流のバラエティタレントであるSHELLY(シェリー)さんはABEMS TIMESのインタビューで「生理について教えないのは人権問題」と主張した。

「生理」と例に日本の性教育について言及したのだが、果たしてどこの国と比較して語ったのだろうか?

SHELLYさん「生理について教えないのは人権問題」日本の性教育を語る

――SHELLYさんはこれまでも性教育について様々なお話をされていますね。日本の性教育で違和感を感じるところはどういったとこにあるのでしょうか。

SHELLY:日本は性に対してタブー視している部分が大きすぎますよね。例えば生理についていえば、生理は性とは関係ないんです。女として生まれたら勝手にやってきて勝手にずっと続くもの。セックスや出産とも関係なく、本人の意思とも関係なく、自然にやってくるんです。それについての教育がしっかりしていないのは、ハッキリ言って人権問題。もっと言うと、なんで生理用品の税金を払わないといけないの? ピルを病院で処方してもらわないといけないの? 生理用品にはなんでナプキンとタンポンしかないの? と、たくさんおかしな点があるんです。そもそも生理用品を隠して使うような文化も気持ち悪くないですか?

――ナプキンを隠して持つというのは、女性であれば誰でも経験がありますよね。でも、考えてみると、悪いことをしているわけじゃないのに不思議ですよね。

SHELLY:そもそも母親から恥ずかしいものだと、人に見せるようなものではないと伝えられている人が多いと思います。私自身は、自分の娘にはちゃんとした知識を持ってもらいたいですし、生理の話をしたときに恥ずかしいような反応をする人がいると疑問に思います。

引用:https://times.abema.tv/news-article/8625541

自分の意志とは関係なく訪れる生理だが、なぜ生理用品にも税金を払わなければならないのか。なぜピルは病院でしか処方されないのか。SHELLYさんの問題提起は、議論に値する内容だろう。

しかし気になる点が「日本は」という文言だ。日本の性教育について語る割に、海外との比較がない。生理を例に出したのはいいが、どの国と比較して語っているのか不明だ。

例えば、生理(月経)は英語で「period」なのだが、間接的な表現で「time of the month」という表現がある。このように英語でもオブラートに包む言葉が存在するということは、英語圏の国でも直接的な表現を恥ずかしがる女性がいるということだ。

また日本と世界の性犯罪を比較しても、日本は性犯罪の発生率が低い。日本と世界を比較する人を多く見かけるが、日本よりも性犯罪の多い他国から何を学ぶのだろうか。詳しく見解を聞いてみたい。

全国レベルにおけるレイプ、人口10万人当たりの割合
ワールド・データ・アトラスより

「日本は」という表現 SHELLYさんの真意とは?

確かに北欧など一部の国では、日本のように生理用品だけ袋を分けるといったことはしない。他の商品と同じように生理用品と取り扱うことから、「生理は恥ずかしいものではない」という感覚が根付いている。

生理を恥ずかしいと思うかどうかは、当人の意識次第なのかもしれない。例えば、男性が家族に頼まれて生理用品を買うとき、男性が何とも思わなくても売り場で出会したら気まずく感じる女性もいるだろう。

そもそもSHELLYさんが言いたかったのは「人権問題」である。「恥ずかしがる必要はない」と、日本の女性に向けて発せられている。娘さんたちにも積極的に教育しており、変化していく必要性を唱えた。

生理に対する意識を、教育の観点から払拭していくという議論は全く問題はない。むしろ積極的に話し合ってもいいテーマだ。

しかし、SHELLYさんの「日本は」という表現は、はたして必要な言葉だったのだろうか?日本だけ性をタブー視している部分が大きいのかは、他国の実態をしっかり把握した上で発言すべきかもしれない。

もし仮にSHELLYさんが「日本だけが」という印象操作により、日本よりも性犯罪の高い国々を称賛し、主観や経験談だけで日本を貶める意図があるとすれば、それは海外出羽守として超一流の主張だ。

左翼やフェミニストのように、海外出羽守は日本だけを特別扱いする。とにかく日本をネガティブに評価したい、海外よりも劣っている日本としてアピールしたい。海外出羽守にとって、欧米先進国の文化水準は絶対である。

SHELLYさんがどのような考えや狙いをもって「日本は」と発言したのかは不明だが、海外出羽守の素質は十分だ。今後も日本と海外を比較していただきたい。

日本は性犯罪の多い国に学び、性教育を変えよう。

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