政治

菅首相の会見「コロナ・改革実績」を強調→朝日新聞「学術会議や桜の疑念答えず」

菅義偉総理大臣は4日、就任以来となる記者会見で「コロナ対策」や自身の「改革実績」をメインに語った。

その他に他国間との経済協力や東京オリンピック・パラリンピックの開催を押し出し、「ウイルスを何としても乗り越えて経済を回復、国民のために働く内閣」と改めて強調している。

その後の毎日新聞の記者から「日本学術会議」「桜を見る会」を質問されるも、詳しく答えた様子はない。

それを朝日新聞が報じ、明確な回答がなかった点について指摘した。

久々会見の首相「経済」列挙 学術会議や桜の疑念答えず

 臨時国会が事実上閉会し、菅義偉首相が4日、記者会見を開いた。経済対策と実績を強調する一方、新型コロナウイルスを抑え込むための具体策には、これまで以上に踏み込むことはなかった。「日本学術会議」や「桜を見る会」などの疑念には、国会での質疑と同様、質問に正面から答えなかった。
 約2カ月半ぶりに国内で開いた記者会見で、首相が力を込めたのは、新型コロナウイルス感染症対応と、この間の「実績」だった。
・コロナ対応では「国民の命と暮らしを守る」とする考えを改めて強調
・9月の政権発足以降の「実績」も列挙した

 その一方で、臨時国会などで野党の追及などを受けてきた課題では、多くを語らなかった。
 日本学術会議が推薦した6人の会員候補を任命しなかった理由について、記者から「今国会で説明不足を指摘する声が相次いだ」と改めて問われたが、首相は「やはり人事に関することで説明を控えさせていただく」と口をつぐんだ。学術界の反発が広がるとの思いはあったか尋ねられると「かなりなるんではないかと思っていた」と述べた。
 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に開いた夕食会の費用を安倍氏側が補塡(ほてん)した疑惑については、国民に事実関係を説明するかどうかただされても、「必要があれば、私自身が安倍前総理に確認しながら答弁を行ってきた」などと官房長官時代の対応を語るだけで正面から答えなかった。
引用:https://www.asahi.com/articles/ASND474KRND4UTFK00D.html

毎日新聞「日本学術会議〜、桜を見る会〜」→「国会答弁」でかわす菅総理

毎日新聞は菅首相の会見で、「学術会議問題」と「桜を見る会」の説明責任について質問した。しかし菅首相は「国会答弁」の一点張りで、毎日新聞の質問は見事にかわされてしまう。コロナ対策、経済支援、そして改革実績を強調した会見だったため、日本のクオリティペーパー朝日新聞も不満だったようだ。

今回の会見で、日本学術会議の会員を任命拒否した理由は引き出せていない。京都新聞の記者も同じような質問をしたが、「反発は大きくなると思っていた」と笑いながら返されるなど、学術会議問題で攻めたい反体制勢力は完全に舐められている。これほど憎たらしい首相を許してはいけない。

また、安倍前首相の後援会が開いた「桜を見る会」の政治資金規正法違反についても、不記載の罪で略式起訴されるだけに留まりそうだ。裁判は開かれず罰金刑となる可能性が高い。どこまで左翼や自称リベラルの反政権活動を貶めるのだろうか。

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スキャンダルに固執する一部のマスコミ

菅首相の会見では、コロナ不況を打破するためのマクロ経済が非常に弱い印象を受ける。「雇用調整助成金」「1世帯5万円」などといった支援に言及したが、第3次補正予算案や予備費の積極的な使い道で明確なメッセージは乏しい。

減税政策や特別給付金の再実施など、菅内閣の景気対策と補償案は突っ込みどころ満載である。積極的な財政出動が必要な時に、なぜ記者はそこを突っ込めないのか。

特に「学術会議」や「桜を見る会」を突いた毎日新聞は、どうせ明確な回答がないことは想定内だったはず。「はぐらかした」姿を見せつけるためには打って付けの質問だ。これで誇り高き左翼や自称リベラルも「スガはポンコツ」と遠慮なく批判できる。学術会議や桜で攻勢を強めたい勢力にとって、経済支援や景気対策など二の次三の次だ。

案の定、その様子を朝日新聞が取り上げている。毎日と朝日はマスコミ界で最強コンビといえよう。「権力の監視」を自称するマスコミ、スキャンダル批判で満足する自称リベラル。偉大なるメディアや誇り高き左派界隈の知性に敬意を表したい。

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