時事YouTuberとして活動している超一流カリスマお笑いジャーナリストのたかまつなな氏は、22日に発効された「核兵器禁止条約」(TPNW)に参加しない日本に対して苦言を呈した。
条約に批准・署名もしない日本が昨年12月に「核兵器廃絶決議案」を提出して国連に採択されたことにも納得いかず、「どっちなんだよ」「国際社会の信頼は得られないんだろうな」と憂いている。
ちなみに「核兵器廃絶決議案」は核兵器不拡散条約(NPT)体制の維持・強化が基盤となっており、核兵器禁止条約(TPNW)との関わりはない。
核の傘にいる日本…じゃあどうする? たかまつななさん
「唯一の戦争被爆国」である日本が、核兵器禁止条約には参加しない。「残念だな」が率直な感想です。核廃絶を訴える署名活動などを続けている「高校生平和大使」だった経験もあり、そう思いました。
条約批准が50カ国・地域に達した約1カ月後の12月、日本が提出した核廃絶決議案が国連総会で採択されていますよね。思わず、笑っちゃったんです。「どっちなんだよ」って。条約に参加しないと言ったのに、廃絶決議案は出す。そうしているうちは、国際社会の信頼は得られないんだろうなと感じました。
でも、じゃあどうすればいいのか。私も明確な答えは出せていません。安全保障や核をめぐる政策について考えた時、どこが良い落としどころなのか、本当に分からないんです。
引用:https://www.asahi.com/articles/ASP1M5DH1NDSPTIL02V.html?twico

たかまつなな氏「笑っちゃった」→核兵器廃絶決議案の提出に?
たかまつなな氏は日本が提出し、国連総会で最悪された「核兵器廃絶決議案」を引き合いに出して、核兵器禁止条約(TPNW)に不参加の日本を「残念だな」と論評した。
まず前提として、核兵器廃絶決議案は核兵器不拡散条約(NPT)に基づいた決議案である。決議案の中に「核兵器禁止条約」「TPNW」といった文言は見当たらない。あの東京新聞ですら「核兵器禁止条約に触れない内容」と報じている。
国連における「核兵器のない世界に向けた共同行動の指針と未来志向の対話」決議案
令和2年12月8日 外務省軍備管理軍縮課
日本が提出した核廃絶決議案の賛同国が激減 国連総会で採択…核兵器禁止条約に触れず
東京新聞2020年12月8日
核兵器禁止条約に触れていない核兵器廃絶決議案を持ち出すとは、素晴らしい手法である。超一流のお笑いジャーナリストであるたかまつなな氏が決議案の中身を読んでいないとは思えない、間違いなく読んでいるはずだ。
それなのに何故、たかまつなな氏は「どっちなんだよ」と笑っちゃったのだろうか?当サイトでは「核兵器禁止条約」と「核兵器廃絶決議案」の関係性が見出せなかった。実力不足で申し訳ない。
「核兵器禁止条約」と「核兵器廃絶決議案」にどういった関連があるのか、たかまつなな氏ならわかりやすく解説してくれるはずだ。将来有望なジャーナリストに期待する。
