話題

自衛隊や消防庁のヘリにレーザー照射した会社員男性を書類送検「騒音に腹が立った」【ラグビーW杯開会式】

警視庁府中署は11日、昨年ラグビーワールドカップの開会式で上空を警戒していたヘリコプターに対し、レーザーを照射した会社員男性を威力業務妨害容疑で書類送検した。

男性がレーザーを当てたのは自衛隊や消防庁のヘリであり、パイロットは目が眩んだという。

男性は「騒音に腹が立った」と容疑を認めている。

ラグビーW杯開会式で自衛隊や消防庁のヘリにレーザー照射 会社員男性を書類送検

 2019年9月のラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会の開会式で、上空を警戒していた自衛隊などのヘリコプターにレーザーポインターの光を照射したとして、警視庁府中署は11日、東京都府中市の会社員男性(53)を威力業務妨害容疑で東京地検立川支部に書類送検した。

書類送検容疑は19年9月20日午後10時ごろ、自宅近くの「味の素スタジアム」(東京都調布市)で開かれていたW杯開会式の警戒をしていた陸上自衛隊と東京消防庁のヘリに対し、自宅の庭からレーザーポインターで緑色の光線を計4回(計約20秒間)にわたり照射し、業務を妨害したとしている。

同署によると、パイロットは目がくらむなどし、進路変更や、予定よりも早い業務打ち切りを余儀なくされた。男性は容疑を認め、「騒音に腹が立った。何であいつらはうるさいことを気に掛けないのかと思った」と供述しているという。同署は、ヘリに搭載されているカメラの画像に映った光線の角度を分析し、男性を特定した。レーザーポインターは男性が約10年前、天体観測のために東京・秋葉原で購入したという。

引用:https://mainichi.jp/articles/20200911/k00/00m/040/111000c

昨年、日本を熱狂の渦に巻き込んだラグビーワールドカップ。日本代表は初のベスト8に進出しており、自国開催における期待感を結果で応えた。

そんなラグビーワールドカップで開会式の安全を守っていた自衛隊や消防庁のヘリに対し、レーザー照射した53歳の会社員男性。「騒音に腹が立った」とのことだ。

国際大会の警備に当たるヘリコプターを「騒音扱い」する独特の感性を持つ男性は、府中市に住む印刷製本会社の社員と報じられている。

ヘリを操縦していたパイロットも「目が眩む」と業務に支障をきたしており、進路変更を余儀なくされるなど明らかな妨害行為とみなされている。

下手したら墜落するかもしれない事案であり、ましてやスタジアムや住宅地といった人口密集地に墜落したら被害も甚大だ。「腹が立ったから」で済まされないことは、おそらく子供でも理解できるだろう。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。