アメリカ第7艦隊のモムセン報道官は9日、ミサイル駆逐艦「ジョン・S・マケイン」が南シナ海のパラセル諸島付近を通航する「航行の自由作戦」の実施を発表した。
これに中国が「中国の領海に侵入した」非難の声を上げている。
中国は南シナ海で軍事拠点化を進めており、世界では「過剰で不当な海洋権益を主張している」との見方が強い。
アメリカ海軍が南シナ海で「航行の自由作戦」を実施 中国が非難
【北京時事】中国軍南部戦区の張南東報道官は9日談話を出し、米軍のイージス駆逐艦「ジョン・S・マケイン」が同日、南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島の「中国の領海」に侵入したとして、「むき出しの軍事的挑発だ」と非難した。米軍は中国の過剰な海洋権益主張を否定する「航行の自由作戦」を実施したとみられる。
南部戦区の海空部隊が追尾・監視し、現場海域から立ち去るよう警告したという。報道官は「不測の事態を避けるため、米側が直ちに挑発行為をやめるよう求める。中国はあらゆる必要な措置を取り、国家の主権と安全を断固守る」と強調した。
引用:https://www.jiji.com/jc/article?k=2020101000029
中国は南沙諸島の海域に人工島を立て、海洋主権の獲得を目指している。埋め立てによって南シナ海の珊瑚礁が約2割ほど消滅したとの情報もある。
尖閣諸島付近に公船が111日連続で接近してくるなど、日本も領土を狙われている。大陸国家の中国としても、覇権を狙うためには海洋進出が絶対条件だ。
そこに「待った」をかけているのがアメリカであり、中国の南シナ海における領海拡大作戦に、強い声明で抗議している。これまでも軍事演習によって圧力を強めてきた。
アメリカでは大統領選挙の真っ只中であり、イメージアップで優位に進める狙いがトランプ陣営にあったかどうかは不明だが、非難声明を見る限りおそらく中国は「効いている」かもしれない。
世界中で”中国嫌悪”が広まっている中、今後中国が最も期待している国は日本だ。日本には特亜に優しいサヨクがいるため、連携できる余地はある。日本学術会議の連携会員にファーウェイの顧問を務める人物がいるように。
中国と日本サヨクの連携に注目したい。
ネット上の声
不必要な軍事挑発をしているのはどっちだ?
南太平洋の島々を占領して軍事基地化したアメリカ
時代が違うだけでどちらも同じ穴のムジナ
あの島々も海の軍事基地化の結果。
それを中国もして悪い理由が無い。
ここのネトウヨどもは洗脳済みだから
「アメリカの軍事基地化は綺麗で、中国のは悪い」と思い込んでるが。
海流がある以上、領海も侵犯することがある。
そういうのを含めて「自由に航行しましょう」とやってんのに
中国が「ここは俺様の縄張りだ」とわめくから、お仕置きされてんだぞ