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「原爆投下や東京大空襲を非難する人は日本軍による重慶爆撃を知らない」〜ネトウヨは歴史を学べ

今年も終戦の日を過ぎ、各地で大東亜ではなく太平洋戦争について様々な議論が行われている。

保守派は原爆投下や東京大空襲について非難する声もあるが、左翼系のアカウントから「日本軍による重慶爆撃(無差別都市爆撃)を知らないのか」という強烈なツッコミがあった。

おそらくネトウヨが耳を塞ぎたくなる史実であろう。

重慶爆撃とは?

重慶爆撃(じゅうけいばくげき)は、日中戦争(支那事変)中の1938年12月18日から1943年8月23日にかけて、日本軍により断続的に218回行われた重慶に対する戦略爆撃。

1937年の第二次上海事変の結果、日本軍は中華民国の首都南京を攻略し占領した(南京攻略戦)。これに対して、蒋介石の中国国民党政府は首都機能を南京から漢口に移転した。しかし漢口も陥落したため、さらに内陸である四川の重慶への首都移転を実行した。

引用:ウィキペディア(Wikipedia)より

重慶は中国の長江上流、四川省にある最大の都市だ。

当時の首都であった武漢を陥落され、蔣介石政権は1938年10月に重慶へ移転させた。

それを受けた日本軍は1938年末から重慶へ戦略的な爆撃を行ってきたのだ。

1万2千人以上という多数の民間人が犠牲になった無差別爆撃であり、現在では「東京大空襲や原爆投下は、日本が重慶で先に手を出したから自業自得だ」という自虐史観が主流となっている。

これこそ日本における戦後教育であり、永遠に受け継がなくてはいけない歴史認識である。

どんな経緯があれ、どんな背景があれ、「日本軍が先に手を出した」「先の大戦は日本の自業自得」という論調で未来の子供たちに責任を受け継がせるべきなのだ。

それでも執拗に反論するネトウヨ

予想通りではあったが、やはりネトウヨによる反論が行われている。

今さら歴史認識を修正しようと躍起になっている辺り、日本の右傾化が進み続けて深刻だ。

ちなみに、上記の反論に対して今のところ”反論返し”は見当たらない。

別に論破されたわけではなく、忙しいから返さないだけだ。

間違いない。

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