時事

【文春】なぜ日本人は「コロナ感染は自業自得」と考えるのか→立民・蓮舫氏に何か用ですか?

6日、文春オンラインのコロナに関する記事が投稿された。

ライターである三浦麻子氏は「なぜ日本人は『コロナ感染は自業自得』と考えてしまったのか」と見出しを打ち、「日本人の被害者叩き」「上が責任を取らず個人に任せる社会」と指摘している。

確かに、自民党の竹本直一議員が新型コロナウイルスに感染した際、野党の某女性議員「意識低すぎるとしか言いようがありまさん」とTwitterで竹本氏を批判した。

なぜ日本では「被害者叩き」の意識が高いのだろうか。

日本での感染初確認から1年…なぜ日本人は「コロナ感染は自業自得」と考えてしまったのか(三浦麻子氏)

・日本では「新型コロナウイルスに感染する人は、自業自得だと思う」という項目に対し、「そう思う」(「非常にそう思う」「ややそう思う」「どちらかといえばそう思う」の合計。以下同)と答えた人の割合が、11.50%と特に高い値を示したのです。
・「コロナは自業自得」と考える人が、日本は欧米に比べると約10ポイントも高かったことになります。
・日本では他国よりも感染自体を「本人の責任」とみなし、本来「被害者」であるはずの感染者をたたこうとする意識が強く見られます。その理由についてはいろいろ考えられますが、まず考えられるのが、「不確実性の回避」という観点です。
・さらに「何か悪い目に遭ったのは、その人が悪い人物だからだ」と考える傾向も、日本人には強く見られます。
・コロナに限らず、通り魔被害に遭った女性に対して、「そんな時間に外を出歩いているからだ」「そんな恰好でうろついているからだ」という声がしばしば浴びせられるのも、「内在的公正推論」の強さゆえです。
・あくまで「自粛の要請」に過ぎない。だからすべてが個人の責任に帰せられがちになり、感染者に対しても、その人が不心得だったために感染しました、という気持ちが強くなってしまうのです。この、上が責任をとらず個人に任せてしまうという傾向は、日本社会のあちこちで見られます。
引用:https://bunshun.jp/articles/-/42591

蓮舫議員「意識低すぎるとしか言いようがありまさん」

ライターの三浦麻子氏が指摘した部分は、確かに正論かもしれない。今シーズン、インフルエンザの感染は前年比で1%未満に抑え込んでいる。手洗いうがいの徹底、行動制限の要請でこれだけ抑えられたのは驚きだ。

それに比べて新型コロナは当初の予想通り、冬に入って感染は拡大した。インフルエンザは抑え込めているのに、コロナの猛威はとどまらない。感染力の強さは脅威である。感染者を責めることなど言語道断。三浦氏の指摘で「内在的公正推論」は控えるべきだろう。

しかし、立憲民主党の蓮舫参議院議員は昨年12月24日、自民党の竹本直一議員が新型コロナウイルスに感染した際に「意識低すぎるとしか言いようがありまさん」と猛烈に批判した。この時期にパーティーを開いた意識の低さに言及してる。


魚拓①

念の為に記しておくが、「竹本氏は会食に参加していない。ホテル内の別室で1時間ほど公演しただけだった。『パーティーの開催が感染の原因』という見方は適切ではない」と言う人は左翼失格である。

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政権批判に結びつけたかった三浦麻子氏?

三浦氏は記事内で、
「何か悪い目に遭ったのは、その人が悪い人物だからだ」と考える傾向も、日本人には強く見られます。
と指摘しているが、まさに蓮舫議員のツイートは「内在的公正推論」の強さが如実に表れた批判である。

三浦氏は記事で何とか強引に「日本人」「日本社会」「政権批判」に帰結している。ところが「内在的公正推論」が強かったのは、支持率一桁台の誇り高き野党第一党である立憲民主党・蓮舫議員のほうだった

政権批判や日本社会への憎悪のつもりだろうが、もし蓮舫議員の背中を撃っているのであれば、非常に高度な内容の記事である。蓮舫議員を擁護する当サイトとしては賛同しないが、超一流ライターの三浦麻子氏の知性は偉大だ。

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