10日の参議院予算委員会で立憲民主党の田島麻衣子議員が平井卓也デジタル改革担当大臣に質疑したところ、「質問通告がない」として平井大臣から回答を得られなかった。
これに対して「質問は通告した」と野党陣営は騒ぎ出すも、何かの手違いで平井氏側へ通告した質問内容に抜けが生じていた模様。
役所に送られた通告に質問が入っていないことを確認した田島議員は「新しい秘書なんですよね…」と発言。
言い訳どころか秘書に責任転嫁するつもりなのだろうか?
立憲・田島まいこ議員「新しい秘書なんですよね…」
質問通告の一部記載忘れ?秘書に責任転嫁か
予算委員会で、質疑に立ちました。オリパラアプリに73億円、ワクチン接種用システムのタブレットレンタルに60億円など、コロナ関連のITシステム契約では、皆さんの血税が、なかなか分かりにくい形で決まっています。
デジタル化は国に必要だからこそ、そのプロセスは透明・健全であるべきです。 pic.twitter.com/kErS7MKE7j
— 参議院議員 田島まいこ→女性議員という仕事はクールだ (@maiko_tajima) March 10, 2021
コロナワクチン接種用システムのタブレットレンタルの件を質問した田島麻衣子議員。総務省から出向した職員もいることから、過去にNTTと会食した事実がある人間が何人いるか追求している。野党としてはホットな問題なだけに、明確な答弁が欲しかったところ。しかし平井大臣からは「通告がないから分からない」との回答だった。
音声が聞き取りにくいため正確な分析ではないが、当初は「紙」で質問通告したと主張していた田島陣営。しかし、平井大臣や官僚側に渡っていたのは「メール」による質問通告。しかも当該質問の記載は無かった様子。
最新版の質問ではなく別の質問を通告してしまったのか。あるいは直前に修正した際、誤って該当部分を削除して保存してしまったのか。真相は不明だが、結果として「通告されていない質問」を聞かれて平井大臣は困惑しただろう。
「答えられないものなんですか?」と強気に出るが、調査せずに人数を把握など不可能なので事前通告が大前提である。通告なしでも答弁を引き出そうとする田島議員、さすが立憲民主党だ。
田島議員の発言を聞いていると、どうやら通告は秘書に任せたらしい。「私は出したと思ったんですけど、新しい秘書なんですよね…」と、まるで秘書に責任転嫁するかのような発言をしている。
立憲民主党のテクニカルな質問通告
確かに不慣れな事務手続きで秘書側にミスが発生したのかもしれない。ただ、それを国会中継の場で発言してしまう田島麻衣子議員の品格には恐れ入った。改行など少し手を加えたとはいえ、同じ文章の質問事項を手元に用意して質疑していた田島議員は「通告したはず」と確信していたのだろう。
ところが、いざ役所に送られた文書を見ると一部の質問が記載されていないことが発覚すると、原因が秘書であるかのように匂わせる田島議員。これは超絶テクニシャンとしか言い様がない。
齟齬やミスは誰にでも起こりうる。それをすかさず「秘書が」と持ち出す田島議員はさすがの知性と品格だ。与党に「何でも秘書のせいにするな」と批判していた野党だが、何の問題はない。自民党はダメだが立憲民主党はセーフ、そういうことである。
