時事

山本太郎氏「放射能汚染水は海洋放出すべきではない」→ALPS処理水を「汚染水」表記、風評被害に貢献か

れいわ新選組の山本太郎代表は11日に公式HPで談話を発表、福島第一原発で発生する汚染水の対応について苦言を呈した。

山本太郎氏は「敷地内で貯まり続ける放射能汚染水は、海洋放出すべきではありません」と主張し、トリチウムが減退するまで陸上保管すべきと見解を述べた。

ちなみに海洋放出されるのは汚染水ではなくALPS処理水であり、国際原子力機関(IAEA)「国際慣行に沿っている」と認めている。

2021.3.11 山本太郎 代表談話『あの日から10年』

※一部抜粋
 敷地内で貯まり続ける放射能汚染水は、海洋放出すべきではありません。
当初原発を建設するはずだった7・8号機や、土捨場、敷地後背地などを活用すればまだ陸上保管は可能です。トリチウムの半減期は12年程度と短いので、減衰するのを何度か待つ間を使って、トリチウム以外の物質をしっかり除去し、処分方法もじっくりと議論してゆくべきです。なぜその選択肢を考えないのでしょうか。さっさと海に流し、なかったことにしたいのでしょうか。
 地元の漁業関係者をはじめ、福島県内の市町村議会も海洋放出への反対、陸上保管の継続を求めています。
 事故の加害者が、被害者の声も聞かずに、更なる加害行為を行おうとしているのが汚染水の海洋放出です。
引用:https://reiwa-shinsengumi.com/comment/6521/

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れいわ新選組、ALPS処理水を「汚染水」表記→風評被害に貢献か

ALPS処理水について
(福島第一原子力発電所の廃炉対策)
令和2年11月 経済産業省
1.処理水は、なぜ処分する必要があるのか?
2.処理水とは何か?安全性は確認できているのか?
3.処分すれば風評被害が出てしまうのではないか?

汚染水とALPS処理水に関して、世間で思われている疑問や不安を解消するために経済産業省がまとめた資料を読むとわかりやすい。他の原発保有国でも実施されている海洋放出は、IAEAも理解を示している処理方法だ。

資料では明確に「汚染水」「処理水」を区別しており、海洋放出が検討されているのは「汚染水」ではなく「処理水」だ。ちなみに沖合放出はロンドン条約で禁じられているため、船舶で運び放出することは国際条約違反となる。

水と同じ性質を持ち、「生態影響が大きい」という事実は認められていないトリチウム水。トリチウム以外の放射性物質の量を告示濃度限度比総和が1未満になるまで二次処理を実施、海水で十分に希釈してから海洋放出するのが議論されている処理方法だ。

しかし、れいわ新選組の山本太郎代表のように「汚染水」と「処理水」を混同させて原発の風評被害を広める放射脳な反原発左翼の活躍は大きい。結果的に福島を貶め、漁業関係者を苦しめている。

他の原発保有国が実施していても、日本だけは認めないのが放射脳な反原発左翼だ。どんなに基準をクリアしても、「福島第一原発は事故を起こした」と感情的になって海洋放出を認めないのが、放射脳な反原発左翼である。

印象操作どころかデマを流してまで反原発運動を展開させる活動家たちの知性と品格には恐れ入った。やはりれいわ新選組は本物、山本太郎氏は本物だ。再び「れいわ旋風」が巻き起こると信じ、今後も彼らの活動に注目していこう。

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