話題

日刊ゲンダイ「日本人の酷さ露わ」トレンド入り←ライター「タイトル付けたの私じゃない」

日刊ゲンダイの『ホテルの嘆き…GoToキャンペーンで日本人の醜い姿が露わに』という記事が話題となり、「日本人の酷さ露わ」というワードがトレンド入りしている。

しかしライターのSALLiA氏によると、「日本人をディスるタイトル付けたの私じゃないです」と主張。

GoToトラベルで疲弊するホテルマンの現状を伝えるための記事だったようだが、ご本人の意図とは違った方向で話題となってしまったようだ。

日刊ゲンダイ『ホテルの嘆き…GoToキャンペーンで日本人の醜い姿が露わに』

センセーショナルな見出しを付けた日刊ゲンダイの記事。ライターは歌手、音楽家、そして仏像オタクニストとして活動するSALLiA(畑田紗李)氏だ。

記事の内容としてはホテル業界で働く人の主張を載せ、GoToキャンペーンで急増した宿泊客の態度を憂う思いが紹介されている。記事には日本人利用客によるルール・マナー違反が綴られており、ホテルマンの苦悩が描かれていた。
(記事の中身が事実かどうかのファクトチェックは置いておきます)

事例となった違反行為だが、普段利用しないような客層が利用したことで起きた現象なのかもしれない。しかし「日本人」と大きな主語で一括りに批判したことが反発を招いた。「日本人の酷さ露わ」がトレンド入りし、賛同の声もあれど批判的な意見が目立つ。

ここで、記事の中で「日本人」と一纏めにして日本人批判したとされる部分を一部紹介したい。

・Go To トラベルによって浮き彫りになった日本人の醜い姿を明かしたい。
・Go To トラベルは日本人のリアルな今の“本性”を浮き彫りにしてしまった。
・いつから日本人はお金や物質面、そして他者に対する“余裕”がなくなってしまったのだろうか。
引用:https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/281631

記事のタイトルについて「私が付けたタイトルではない」と明確に否定したSALLiA氏は、本文でも付け加えられた部分があることを指摘している。

現状判明しているところで、「Go To トラベルが愚策か妙策か以前に、Go To トラベルによって浮き彫りになった日本人の醜い姿を明かしたい。」という一文は、SALLiA氏が記述した文章ではないそうだ。

ただ、記事の大部分はSALLiA氏が書いた文章であり、「本性を浮き彫り「他者に対する余裕」の文章はSALLiA氏が書いたと思われる。

スポンサーリンク

SALLiA氏、反省の意を表明「一部のマナーが悪い日本人」と表記

SALLiA氏の説明を聞いた上で記事を読めば、確かにホテルマンを思った「善意」の側面と、マナー違反者を「憂慮」する側面を兼ね備えた記事だろう。

しかし、主語を「日本人」と大きくしてしまったことはSALLiA氏も相当反省している模様。誤解を招き、批判の声が高まった事実は深く受け止めているようだ。

ご本人としては「一部のマナーが悪い日本人」と表記したかったようだが、文字数の都合があるとはいえ重要な部分は省いたことは今後気をつけたいと述べている。多くの批判を受けたことで、反省の意を表明している。

ライター側が様々な意図を以って記事を書くのと同時に、読み手も受け取り方は様々だ。「自由に受け取って構わない」ということならば好きに書けるが、「こういう狙いがある」ということを読み手に認知してもらいたいのであれば、それはライター側の力量(伝え方・書き方)でカバーするのが原則である。

「日本人全体を悪くいう意図はありません」という主張がSALLiA氏にとって嘘偽りのない言葉であるならば、炎上を回避する書き方はいくらでも可能だ。もっとも、出版社側の政治思想によって歪められる可能性は否めないが。

「マナーの悪い方がマナー良くなってくれたらいいなと言う気持ちで書きました」と、本当の狙いについて言及したSALLiA氏。記事の意図がどこまで正確に認知されるのか、今後のライティング活動にかかっているかもしれない。

スポンサーリンク

おまけ:背中を撃つ界隈

いわゆる「普通」に考えれば、日本人だろうが外国人だろうがマナーのいい人もいるし、悪い人もいる。東日本大震災で被災者の行動を見る限り、「日本人は総じてマナーが悪い」と断言することは難しい。

SALLiA氏は「一部のマナーが悪い日本人」としたかったようだが、どうやらそう受け取れていない人が多いようだ。記事を引用し、ここぞとばかりに「日本人は〜」と追い討ちをかけている人もいる

今回、タイトルや文章を真に受けたのはいわゆる「右派」「保守」だけではない。いわゆる「左派」「リベラル」SALLiA氏の意図を汲み取れず、一括りにして「日本人の酷さ」に賛同しているようだ。

SALLiA氏は批判的な意見だけに着目しているようだが、実は記事に賛同している人もタイトルや内容をそのまま受け取り、SALLiA氏の意図に反する形で「日本人は醜い」というような論評をしている。

“日本嫌い”な界隈が「これだから日本人は〜」と記事を称賛する限り、SALLiA氏が日刊ゲンダイに寄稿した記事は「日本人を貶める政治的意図」が見え隠れしてしまうかもしれない。まさに背中を撃つ行為だ。

批判側だけでなく賛同側にも「本来の意図とは違った受け取り方」が存在する。これは当サイトとしても肝に銘じておきたい。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
こちらの記事も読まれています

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。