政治

【臨時国会】与党「日英EPA承認案やコロナワクチン法案の成立を」→野党「学術会議!杉田官房副長官の国会招致!」

第203臨時国会が26日に召集され、与野党ともに意気込みを伝えた。

菅政権発足後に初の国会論戦となり、菅義偉首相は行政改革の姿勢をアピールしていく方針だ。

日英EPA承認案や新型コロナワクチン接種関連法案の成立を目指すとのこと。

一方で野党側は日本学術会議の問題を取り上げ、学者6名を任命拒否した理由の追求していく。

そして会員候補者の除外に関わったとされる、杉田和博官房副長官の国会招致も求めるそうだ。

臨時国会が召集 国会論戦

 首相は26日午前、初めて臨む所信表明演説について首相官邸で記者団に「国民のために働く内閣として取り組んでいくべき政策の大きな方向性、政権運営に対しての決意を申し上げたい」と述べた。
 立憲民主党の枝野幸男代表は党会合で、衆院議員の任期満了まで1年を切ったことに触れ「地域と国会の活動に全力で立ち向かい、命と暮らしをコロナ危機から守る国会にする」と意気込みを示した。
 会期は12月5日までの41日間。政府・与党は日英経済連携協定(EPA)承認案や新型コロナのワクチン接種関連法案の成立に全力を挙げる。与党は憲法改正国民投票の利便性を高める国民投票法改正案の処理も目指す。
 野党側は、学術会議の問題を首相に直接問う。首相の任命権を「形式的」とした過去の国会答弁との整合性を追及するほか、6人除外の判断に関わった杉田和博官房副長官の国会招致を求める。
引用:https://www.jiji.com/jc/article?k=2020102600149&g=pol&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit

《参考》臨時国会きょう召集 学術会議など論戦





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与党「法案の成立を」→野党「日本学術会議!」

菅内閣では発足後から他国との経済連携や同盟強化、国内の行政改革を推し進めている。

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野党は様々な法案や政策に目を光らせているかと思いきや、大きく取り上げているのは「日本学術会議の任命拒否問題」だ。多くの国民にとって実生活に影響を及ぼすとは思えない案件だが、臨時国会でも厳しく追求するとのこと。

任命拒否に至った理由だけでなく、6人の候補者を排除したとされる杉田和博官房副長官の国会招致も求めるという。公安出身の杉田副長官を呼び、真相を明らかにする狙いだ。

野党は支持者の気持ちをよく理解している。安保や経済より、学術会議の追求を強めるべきだ。時間が余ったら政策議論をすればいい。可能な限り、任命拒否の理由を問い続けていただきたい。

もし任命拒否が法律違反であるならば、司法の判断に委ねるべきとの声もある。しかし今のところ野党や学者は裁判に持っていく様子は見られない。勝てないことが分かっていて怖いのではなく、何か他に狙いがあるのだろう。

与党の回答に満足がいかないのであれば、野党は官僚へヒアリングすればいい。

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