日本学術会議の梶田隆章会長は16日、菅義偉首相と官邸で15分間会談した。
梶田氏は学術会議の会員任命で6人の被推薦者が拒否された件について、「任命理由の開示と任命を求める要望書」を直接渡した。
今回の会談は「学術会議が未来志向で社会や国に対し、どう貢献していくか」といった今後の在り方について話すことがメインであり、任命拒否に関しては回答を求めずに総会でまとめた決議文を渡すだけだった。
菅首相も回答を控えており、「学術会議としてしっかり貢献できるようやってほしい」と要請したとのこと。
日本学術会議・梶田隆章会長、菅首相に任命拒否の理由を求めず
総理官邸で菅総理との会談を終えた日本学術会議の梶田隆章会長は記者団に対し、「今後の学術会議のあり方、発展について色々と意見交換させていただいた」と述べた。
6人の新会員の任命見送りの理由や経緯については「今日はその点について、特にご回答を求める趣旨ではないので、そこについて明確などうこうということはない。学術会議の決議文はお渡ししたが、未来志向で、学術に基づいて社会や国にどう貢献するかについてお話した」とした。
引用:https://times.abema.tv/news-article/8629114
#日本学術会議 の #梶田会長 は先ほど #菅首相 と会談しましたが、6人の任命を見送った理由については、「こちらから回答を求めていない」として、 菅首相 から「明確な話はなかった」と話しました。 pic.twitter.com/DDX61Vgyq6
— TBS NEWS (@tbs_news) October 16, 2020
なんだこの梶田という男!
自ら学問の自由を権力に手渡した。許せない!— negu (@negu847988091) October 16, 2020
おいおい!#日本学術会議 の #梶田会長 は菅に要望書を渡しただけで、なぜ6人を任命拒否したか追及してないのかよ!あれだけ世間が援護してて、就任の挨拶と学術会議のあり方について話をしたって、完全に菅政権の土俵に乗って、組織維持の陳情に行ったようにしか、ぶら下がり会見では見えない。
— 森羅万象 (@kanta1966idea) October 16, 2020
なぜ!?
何のために会長自ら行ったの?
初めてのお使いでもこんな事なくない!?日本学術会議のトップで、代表として行ったんでしょ?
— あーくわ (@akuwa12_25) October 16, 2020
梶田会長「任命拒否の理由は求めなかった」
共同通信「梶田会長が要望書を手渡したのに答えはなかった!」
いや要望書なんて出してすぐ回答来るわけないじゃん。ニュースの趣旨を正反対に伝える共同通信、もう完全にデマサイトだよね。 pic.twitter.com/A8IWEoFB0U
— 黒瀬 深 (@Shin_Kurose) October 16, 2020
「今日は回答を求める趣旨ではない」今後の在り方の検討で合意
会見では冒頭に梶田会長から会談の主旨と内容の説明があり、その後に記者たちから質問が殺到した。どのマスコミも「任命拒否の理由について菅総理からの回答は?」という質問が目立った。
しかし梶田会長は総会で取りまとめた任命拒否に関する決議文を載せた要望書を渡しただけであり、任命拒否については特に理由を求めていない。記者の質問に対しても「今回は回答を求める会談ではない」と明確に断っている。
菅首相も要望書をもらってすぐに回答できるわけがないため、もし回答があるとしたら文書として学術会議に後日送ることになるかもしれない。仮に理由が記載された回答文を送られたとしても、梶田会長が官邸の意向を無視して公表する度胸があるかは疑問だ。
もちろん、回答が無かったことで左翼は黙ってはいない。菅首相だけでなく、今度は梶田会長にまで攻撃の矛先を向けているようだ。前項で紹介したのツイートのように、15分の間に追求しなかった梶田会長に対して左翼の怒りは収まらないだろう。
そもそも会談の主旨は梶田会長の就任挨拶と「学術会議の在り方」についてだ。任命拒否に関する質問は会談に含まれていない。しかし、そんなことは左翼にとって関係のないことだ。
モリカケ、桜を見る会、検察庁法改正でも安倍を倒すことができなかった。菅政権になって待ちに待った追求材料が日本学術会議だ。ここを逃すわけにはいかない。
安保よりも外交よりも経済よりもコロナよりも、左翼が菅を追い詰めるには日本学術会議の任命拒否問題だ。スガを逃してはいけない。
ネット上の声
完全に学術会議の負け戦じゃないかよ
6人の任命の件は今日の主要目的じゃないって会長自ら言ってたなww
自由な研究を阻害