立憲民主党の蓮舫参議院議員は4日、自身のTwitterで小沢一郎衆議院議員のツイートを引用し、菅首相のコロナ対応を「後手」だと批判した。
蓮舫氏は「日本学術会議よりもGOTOよりも優先すべき感染症対策を後回しにしすぎました」と主張し、新型コロナ対策として緊急事態宣言などを要請している。
ちなみに、昨年11月はじめの週に開かれた予算委員会で、野党質問の4割が「日本学術会議」だった。
立憲民主党・蓮舫議員「見事に後手です」
はい。
見事に後手です。日本学術会議よりもGOTOよりも優先すべき感染症対策を後回しにしすぎました。
この間に私たちは予備費を活用した医療機関支援、インフル特措法改正案提出、緊急事態宣言を要請していましたが、菅総理は反応なし。
強く宣言とあわせた自粛への補償を求めていきます。 https://t.co/WNVx6mTamP
— 蓮舫@RENHO・立憲民主党 (@renho_sha) January 4, 2021
11月の予算委、「学術会議」が4割占めた野党質問

立憲民主党といえば、政権批判を最大限に活かすことで熱い支持を受けている政党とも言われている。昨年2〜3月でも新型コロナの感染拡大を危惧されていた時期に、福山哲郎幹事長は「時間が余ればコロナやります」という名言を生み出した。
どちらかというと、早い段階から新型コロナを後回しにしていたのは、我らが誇る立憲民主党だった。誇り高き野党第一党として、国民よりもコアな支持者の意向を汲み取る偉大な知性に感動を覚える。
【耳を疑う発言】
立憲 福山「時間が余ればコロナ対策もやります。えー、安倍総理。(桜を見る会の)前夜祭について伺います」
すげぇなコイツ😱 pic.twitter.com/HM7PJZNhMF
— ピーチ太郎2nd (@PeachTjapan2) March 4, 2020
森友学園、桜を見る会、そして日本学術会議の質問に力を入れている印象が強い。11月はじめの週に開かれた予算委員会で野党は「学術会議」の質問に44%もの時間を割いた。主に立憲民主党と日本共産党である。日本学術会議の任命拒否問題に固執したのは、自民党ではなく特定野党だ。
しかし、蓮舫氏はそんな過去をすでに忘れてしまったのか知らないが、国会で日本学術会議を優先したのは与党だと思い込んでいる。確かに任命拒否したのは菅政権であるが、「違法」と主張しながらも裁判すら起こさずに国会で執拗に質問していたのは立憲民主党と日本共産党だ。
さすがカリスマ議員の蓮舫氏、責任の擦り付けや過去の言動との不一致ぶりを見ていると、一流の左翼として非常に期待ができる。支持者にとっても心強い存在だろう。
菅総理も4日の会見で「新型コロナ対策に強いメッセージが必要」と語った。政府は立憲民主党の意見をしっかり受け止め、日本学術会議なんかより新型コロナ対策を重点的に取り組んでいただきたい。