立憲民主党の議員数名は10日、長野県の参議院補欠選挙で羽田次郎氏の応援に駆けつけた。
所属する杉尾秀哉議員は、昨年末に新型コロナウイルスの感染で亡くなられた羽田雄一郎氏(次郎氏の兄)の名を出して演説に力を込めた。
「でたらめな政治やコロナ対策をを安倍・菅政権が行ってきた、羽田雄一郎さんはその犠牲者じゃないですか」と叫び、政権批判を強めている。
立民・杉尾議員「羽田さんは安倍・菅政権の犠牲者」
杉尾秀哉「羽田雄一郎さんはPCR検査も受けられず、この世からいなくなってしまった。なぜこんなことが医療大国日本で起きるのか。でたらめな政治やコロナ対策をを安倍・菅政権が行ってきた。羽田さんはその犠牲者。その思いを引き継いでくれるのは、羽田次郎さんしかいません」(4.10 松本 花時計公園) pic.twitter.com/o532zT7c2a
— 立憲民主党 (@CDP2017) April 10, 2021
枝野幸男代表も……
枝野代表「ゆうちゃん(羽田雄一郎氏)が命を失ったのも、新型感染症。なぜ、検査が広がらないのか。日本の人口あたりの検査は異常に少ない。私たちは1年前、PCR検査を増やす法案を国会に出したが、与党が審議拒否。政治がしっかりしていればこんなことにはならなかった。徹底的な検査を。」(4.10 長野) pic.twitter.com/HhUiMuHzi4
— 立憲民主党 (@CDP2017) April 10, 2021
故・羽田雄一郎氏を政権批判に利用?
昨年12月27日に亡くなられた羽田雄一郎氏は、新型コロナウイルスに感染していたことが判明している。25日に九段下にネットでPCR検査を予約するも24日深夜に発熱。27日にPCR検査を受けにクリニックへ向かう途中に呼吸が荒くなり、病院へ緊急搬送されるが、そのまま帰らぬ人となってしまった。
福山幹事長、羽田雄一郎参院議員の逝去について記者会見
(立憲民主党公式HP)
杉尾秀哉議員は国会でも羽田氏を持ち出して官僚に怒りをぶつけるなど、非常に熱い心を持っている。新型コロナが本格的に流行する前は「時間が余ればコロナやります」と主張した立憲民主党。新型コロナ集中審議でも「桜を見る会」を追求して納得できる答弁が無かったら退席して審議拒否するなど、昨年から立憲民主党の活躍に驚きを隠せない。
【その態度は何だ】厚労省審議官「PCR実施件数は12月に一番多かった時で週36万件、検査は回っている」
立憲民主党・杉尾秀哉「その態度は何ですか?検査が回るようになってきた?羽田雄一郎さんの地元で市民から『PCR検査すぐ受けられるように』と泣いて訴えられた。そんな気持ちわかるか?あなたに」 pic.twitter.com/lRFxiQqPZZ— Mi2 (@mi2_yes) January 14, 2021
そして今回の参院長野補選でも羽田次郎氏の応援で兄・雄一郎氏の名を利用、政権批判のために選挙で「安倍・菅政権の犠牲者」と叫んだ。堂々と故人を政権批判の道具に利用する杉尾議員の知性と品格は、間違いなく世間に知れ渡ったことだろう。これぞ立憲民主党、立憲ペートナーズも誇りに思っているはず。
今後も支持率一桁台の誇り高き野党第一党・立憲民主党の知性と品格に目が離せない。改めて、羽田雄一郎さんのご冥福をお祈り申し上げます。
