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元慰安婦が国際司法裁判所(ICJ)の付託求める 茂木外相「コメント控える」→日本政府のネトウヨ姿勢

自称元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)氏が国際司法裁判所(ICJ)で問題を完全に解決するよう日韓両政府に求める声明を出した件について、茂木敏充外務大臣は「コメントは控えたい」と述べた。

「発言は承知しているが、どういう意図で、どういう考えで発言しているかも存じ上げない」とし、相変わらずの塩対応を見せている。

慰安婦問題 「ICJの判断受けて」=被害者の李容洙さんら訴え

【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の韓国人慰安婦被害者、李容洙(イ・ヨンス)さんらが16日、ソウルで記者会見を開き、慰安婦問題を国際司法裁判所(ICJ)に付託するよう文在寅(ムン・ジェイン)大統領や韓国国民に呼び掛けた。
李さんは「韓国政府が乗り出し、国際法に基づいて日本の罪を明らかにすべき」とした上で、「日本が過ちを悟って反省するよう、ICJの判断を受けてほしい」と訴えた。ICJは国際紛争の法的な解決に向けた国連の主要な司法機関で、韓国と日本を含む加盟国はその判断に従う義務がある。
 李さんは「(韓日がICJの)判決を受けて(問題を)完全に解決し、仲良く過ごすべきだ」と述べた。菅義偉首相の名前を出し、「一緒にICJにいって正しく明らかにしよう」とも呼び掛けた。
 李さんは旧日本軍の慰安婦問題のICJ付託に向けた推進委員会の代表を務める。
引用:https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210216002400882

《参考》「もう時間がない」国際司法裁での判断求める 元慰安婦 日韓政府 膠着で(2021年2月16日)





茂木外相「コメントは控えたい」冷酷な日本政府

【テレビ朝日 佐藤記者】本日、韓国で、元慰安婦の方が会見を開いて、慰安婦問題をICJに付託するよう日韓に求めたということがありました。こうした声の受け止めをまずお伺いしたいのと、慰安婦問題を巡っては日本政府に賠償を求める判決がソウルで確定していますが、改めて日本政府として、ICJに提訴するお考えはあるのか、現在のご見解を伺いたいと思います。

【茂木外務大臣】ご指摘の発言、承知をいたしておりますが、どういう意図で、どういう考えでご発言しているかも、私(大臣)、存じ上げませんので、コメントは控えたいと思います。
 その上で繰り返しここでもお話をしておりますが、今回の判決、これは国際法及び日韓両国間の合意に明らかに反するものでありまして、日本としては、韓国に対して、国家として自らの責任で直ちに国際法違反の状態を是正するために、適切な措置を講ずることを強く求めてきているところであります。あらゆる選択肢、これを視野に入れて、引き続き毅然と対応していきたいと思います。
引用:https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/kaiken1_000092.html#topic5

韓国政府や団体に対して相変わらずの塩対応を見せる日本政府。近年は韓国の反日行為に妥協することなく毅然と対応する日本政府のネトウヨ姿勢は異常である。これまで何度も韓国側のイチャモンに対して無駄に謝罪を繰り返し、日本の左翼が作り上げた”問題”に屈してきたではないか。

茂木外相を含め、ここ数年の日本政府は韓国側の反日行為や支離滅裂な主張を跳ね返しすぎる。正論ばかり述べてネトウヨぶりを発揮されても困るのだ。それで韓国や自称元慰安婦のイ・ヨンス氏、日本の左翼が納得するとでも?

自称元慰安婦のイ・ヨンス氏も仰っているが、彼女はお金が欲しいわけではない。謝罪して欲しいのだ。日本政府はこれまで何度も謝罪してきたが、まだまだ足りない。おそらく未来永劫、首相が変わる度に韓国へ赴いてひざまずき頭を地面に擦り付けるほど土下座してもらいたいのだ。

茂木外相の冷静沈着でバランスを重視するしたたかな対応に知性は感じられない。毅然とした対応を続ける日本とこれ以上関わりを持つことは、最先端の文化と技術を持つ韓国からすれば我慢の限界だろう。文在寅大統領は自称元慰安婦のイ・ヨンス氏に寄り添い、手を繋いで解決に導いていただきたい。

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