愛知県の大村秀章知事は2日、県庁の記者会見で「日本学術会議の任命拒否問題」について言及した。
記者からの質問に対し、「内閣総理大臣が任命すると書いてあるわけだから、任命しなかったらそれは説明してちょうだいよという話は消えないんじゃないか」と述べた。
愛知県・大村秀章知事 学術会議の任命拒否に言及
大村秀章・愛知県知事(発言録)
(菅義偉首相が日本学術会議の会員候補6人を任命しなかったことについて)そんなに目くじらたてるような会議じゃない。政策提言はいろんな観点からやってもらったらいいと思う。法律に「学術会議の推薦をもとに内閣総理大臣が任命する」と書いてあるわけだから、推薦のあった人を任命しなかったら、そこは何でっていうのを説明しないといけない。それはどこまでいっても説明してちょうだいよという話は消えないんじゃないか。正直言って驚きましたね。(2日、愛知県庁での記者会見で)
引用:https://www.asahi.com/articles/ASNB33SJVNB2OIPE02H.html
朝日新聞がわざわざ大村知事の発言を引き出すのは、おそらくリコール運動で渦中の人物であることが理由だろう。今や左派界隈から大人気の知事である。
今回任命を拒否されたの6人の学者たちは、過去に安保法制や特定秘密保護法に反対していた人物だと報じられている。左翼にとって非常に頼れる存在だ。
菅首相が何を基準に任命を拒否したのかは不明だが、メディアも学者たちについて報じたことから過去の言動に注目が集まっている。

推薦された学者たちが拒否されたことは、許し難い事案だ。特に左翼活動家のような主張が目立つ学者が拒否され、菅政権に物申す会員が排除されているのではないか。
朝日新聞が大村知事から見解を引き出せたことは大きい。
天皇陛下の御真影を使ったコラージュをバーナーで焼き、灰を踏みつける映像作品などが展示された「表現の不自由展」。この企画展に対する補助金不交付に反発した大村知事だからこそ、立派な左翼として活躍していただきたい。
菅首相には任命拒否に至った経緯や理由について説明を求められており、左派言論人の批判や野党の追求は今後も続くだろう。モリカケや桜に代わる追求材料を得た左翼は、スガ政権をとことん追い詰める。