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白井聡氏「安倍は自分の病気を故意にアピールした。非常識の極み」

朝日新聞社が運営するサイト「論座」に再び、京都精華大学講師の白井聡氏が寄稿した。

マスべディアが安倍政権に屈してきた7年余りを憂う記事となっているが、その中で白井氏は「体調不良による辞任の演出」とし、病気をアピールした安倍首相を痛烈に批判している。

「安倍は自分の病気を故意にアピールした。非常識の極み」

石垣のりこ氏に続き、白井氏も潰瘍性大腸炎を患っている安倍総理にキツい一言をお見舞いした。

白井聡氏「体調不良による辞任の演出」

▼一部抜粋

強調せねばならないのは、国家のトップの健康不安がこのように大々的に報道されるのはきわめて異例であることだ。民主国家であれ独裁国家であれ、権力者とりわけその頂点にいる者の健康状態は、最高の国家機密のひとつだ。対外的にも対内的も、弱みを見せるわけにはいかないからである。だから、権力者は、健康を害した際には、秘密裏に検査や治療を受けるのが通例である。

しかるに、安倍は関係の近い有力政治家と呼吸を合わせて、自分の病気を故意にアピールした。非常識の極みであると言える。そして、8月28日の記者会見は、持病の再発により志半ばで職を辞さなければならないことになったという趣旨を、「神妙な」面持ちで語る場となった。

だが、辞意表明に至る経緯の実態は何なのか。確かに、持病は再発したのかもしれない。あるいは、別の深刻な病気(癌など)が検査により発見されたとの噂も流れている。だがしかし、病状が悪化しようがしまいが、安倍晋三はかつてないかたちで追い込まれていた。

引用:https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020083100002.html?page=2

京都精華大学講師・白井聡氏の鋭い論評が止まらない。安倍政権に対する相当な恨みが伺える。安倍首相が辞任を発表した後、政権支持率は20ポイントも上昇したのだ。多くの反安倍は憤りを禁じ得ないだろう。

記事の内容としては、権力を監視する立場であるマスメディアに対し、辛辣に論じている。NHKをはじめとした大手メディアが、政権批判するだけの自信を失くしていると指摘した。

それでも安倍批判に費やすエネルギーには脱帽だ。記事の途中で「安倍は関係の近い有力政治家と呼吸を合わせて、自分の病気を故意にアピールした。非常識の極みであると言える」と主張した。安倍総理は病気をアピールしたらしい。

さすがは反安倍の急先鋒、左派界隈でも人気のある言論人であることに納得がいく。やはり安倍批判は辛辣でなければならない。

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前回、白井氏が寄稿した記事「安倍政権は日本史上の汚点」は多くの左派論客が絶賛している。つまり、反安倍の多くは白井氏の意見に賛同しているのだ。

保守界隈は安倍政権について主に政策の是非を問うことが多い。しかしそれでは倒閣運動に繋がらない。政策の議論ではなく、スキャンダル追求こそが左派の得意とする戦法だ。

白井氏といい石垣氏といい、これだけ多くの左翼が2人に賛同するということは、つまりそういうことだろう。

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白井聡氏の”偉大な知性”に学ぶべき

白井聡氏の評論は、左翼が忘れた”何か”を思い出させてくれるかもしれない。権力に対する怒り、本気の打倒政権。なぜ左派は大人しくなってしまったのか。

白井聡氏といえば、先日Facebookに投稿した発言が話題となった。

歌手の松任谷由実さんに対し「醜態をさらすより、早く○んだほうがいい」と投稿したのだ。

安倍夫妻と交流のある松任谷由実さんがラジオで安倍首相の辞任について語ったのだが、安倍総理を労った松任谷由実さんに対して白井氏は痛烈に批判した。

物議を醸した白井氏の投稿は、現在は削除されている。本人曰く「反省いたします」とのこと。

白井氏が反省したのなら仕方ないが、賛同者が多くいたことを忘れてはいけない。白井氏だけでなく、多くの左翼が同じ感情を抱いたはずだ。

少しでも安倍を擁護すれば、その人物は自分と相容れない存在として攻撃の対象と認定する。本来なら侮辱罪に問われるような発言でも、安倍や支持者に対しては許されると考えている。

このように、日本国民は左翼の高い知性を言論の”あるべき姿”として見習うべきだ。特に白井聡氏の評論や主張は品性も持ち合わせている。意識の高い人間に成長するためには、ぜひ参考にすべき知識人だろう。

反安倍界隈の代弁者である白井聡氏の“偉大な知性”は、歪められた言論空間を正してくれる。

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