東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会・森喜朗会長の「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」という発言が「女性蔑視だ」と騒ぐ界隈の間で、「#DontBeSilent」(黙ってないで)・「#GenderEquality」(男女平等)というタグ遊びに参加することが流行っている。
そのツイデモにヨーロッパ諸国の大使館も賛同し、それぞれがリツイートし合うなど盛り上がっているようだ。
素晴らしい連携プレーに偉大な人権意識、これは2022年に中国・北京で開催予定の冬季オリンピックに期待がかかる。
EU諸国の駐日大使館「#DontBeSilent」「#GenderEquality」に賛同
※2021年2月6日時点
ドイツ
#dontbesilent#genderequality#男女平等 pic.twitter.com/sVhC59XQAi
— ドイツ大使館🇩🇪 (@GermanyinJapan) February 5, 2021
フィンランド
#dontbesilent#男女平等#genderequality pic.twitter.com/Bc18RIhNzp
— 駐日フィンランド大使館 (@FinEmbTokyo) February 5, 2021
欧州連合
#DontBeSilent#GenderEquality#男女平等 pic.twitter.com/wEvAW3DLTP
— 駐日欧州連合代表部🇪🇺 (@EUinJapan) February 5, 2021
スウェーデン
#dontbesilent#genderequality#男女平等 pic.twitter.com/S6jBtk4o8Z
— スウェーデン大使館 (@EmbSweTokyo) February 5, 2021
アイルランド
アイルランド大使館は、駐日欧州連合代表部およびEU加盟各国の駐日大使館とともに、#DontBeSilent イニシアティブに賛同します🙋 #GenderEquality #男女平等 https://t.co/flRBM11nYA
— アイルランド大使館 Ireland in Japan (@IrishEmbJapan) February 5, 2021
ポルトガル
ポルトガル大使館は、駐日欧州連合代表部およびEU加盟各国の駐日大使館とともに、#DontBeSilent イニシアティブに賛同します。#GenderEquality #男女平等 https://t.co/pB5j86Itss
— ポルトガル大使館 (@PortugalinJapan) February 5, 2021
スペイン
スペイン大使館は, 駐日欧州連合代表部およびEU加盟各国の駐日大使館とともに、#DontBeSilent イニシアティブに賛同します。#GenderEquality #GenderEquality #男女平等 https://t.co/Mz9bNYBkio
— 🇪🇸España en Japón 🇯🇵 (@EmbEspJapon) February 6, 2021
2022年北京オリンピックにも期待→中国の人権弾圧

アメリカでは超党派で「ウイグル人権法」が成立されるなど、中国共産党によるウイグル人(東トルキスタン)への人権弾圧や虐殺行為疑惑は世界で批判の声が高まっている。ウイグルだけでなくチベットや南モンゴルといった周辺国も、人権蹂躙や母語制限教育などといった凄まじい民族浄化が行われている。
森喜朗会長の発言は切り取りとはいえ、オリンピック憲章に反する発言だと批判が集まった。また、今の時代にそぐわず配慮が欠けているとの意見もあり、森会長は発言を撤回して謝罪している。
それにしても、メディアの切り取り発言に公的機関が呼応してツイデモに参加するという、あまりにも知性の高い対応に感動を覚える。自称リベラルたちの連動は異常なほどスムーズで、不自然を超えた自然な連携である。
一方で、EU諸国は自国のムスリム移民に対しても「男女平等」と訴えているのだろうか。EU諸国のリベラルしぐさは、相変わらず知性が高い。反撃の恐れがある勢力に対しては、抜群の嗅覚を発揮して触れないように心がけているのだ。
「ジェンダー〇〇」などと抜かしながら自国の性犯罪率よりも遥かに性犯罪が少ない日本に対し上から目線でやたらと絡んでくる欧米の意識高い系自称リベラルは、とにかく人権を重んじる崇高な精神を持ち合わせている。
これほどスムーズな流れでタグ遊びに賛同したEU諸国の大使館たちは、きっと来年の北京オリンピックに対しても物申してくれるはずだ。オリンピック憲章に則り、「中国によるジェノサイドは許さない」と。
「男女平等や黒人差別には声を上げるが、中国の人権弾圧は興味ない」と、まさか”人権”を差別することはない。前項で挙げた国々を含め、人権を重んじる自称リベラルたちが北京オリンピック開催までの間にどんな声を上げてくれるのか注目しよう。
